宮沢和史 寄り道 2007 夏さがし(記:2007年7月19日)


 少し前に行ってきた。

 私の場合のよくあるパターン・・・一人で行きました。

 初めて行く会場だったので多少の不安があり(場所とか会場内とか) とりあえず早めに向かった。 けど入場待ち?の人の多さに恐れをなして、近くの商店街をウロウロ・・・。 開演5分前くらいに会場内へ。


 さほど大きな会場ではなかったけど、なかなか落ち着いたいい感じ。 会場として私は気に入った。またなにかあったら来たいなと思った。



 さて、座席はチケットを申し込んだ時に「いい席だと思いますよ」と言われた通り 「ギョッ!!」とするほどいい席だった。ホントに「ギョッ!」としました。 だって、「ロイヤルシート」だっけか?そういう位置付けの座席。(2階席) しかもよ、宮沢さんの真正面なの、 なんかこっちが勝手に赤面しちゃうくらいの席なのよ・・・。
(勝手に想像するに、 このいい席のひとつがたまたま残っていたんじゃないかと思うの。 ほら、大抵二人で行ったりするでしょ。 でひとつだけあぶれちゃったみたいな・・・。)





 ステージ上には宮沢さん一人だけ。 詩の朗読から弾き語り、客席との掛け合い→詩の朗読→掛け合い→弾き語り、 みたいな感じで、なにか一時も「つまらない」とか「厭きた」みたいな時がなく、 なんていうのかな、すごく集中して聞けたっていう感じ。 でも集中っていうのとも違う気がするなぁ。 なんていうんだろ、目が離せない・・・って集中してるっていうのとおんなじかな? 心が釘付けって感じ? ・・・上手く表現出来ないけど、とにかくそんな感じ。わかって頂戴、この拙い表現で。 なかなか和やかな感じで時々笑いも起きたりして、個人的には理想的なコンサート?だった。



 で、まぁ、いつものようにものすごく感動して、 本当に涙がボロボロ・・・鼻水もズルズル・・・という感じで、 回りの人は気づいてたかどうかはわからないけど・・・結構すごいことに・・・。 (ポケットのない服だったので、ハンカチがバッグの中に・・・。 さほど物は入ってないはずだったのに探し当てられなくて最初は手で顔を拭いてた・・・。) 自分でもちょっとアレだと思うけど、今回は本当に、本当に誰も回りにいなかったら しゃくりあげるくらいに泣いたと思う。 まぁ、そこはホレ、一応ガマンというか・・・。





 私は凡人なので「オーラ」とかそういうのはわからないんだけど、 なんていうんだろ、特に唄ってる時の宮沢さんの存在感みたいなのはすごい。 よくいうでしょ「圧倒的な存在感」て、なんかその言葉を使うに相応しい気がした。 あとね、すごく感じたのは「信じられる人」ってこと。 これもまぁ、なんていうのか私の言葉では上手く伝わらないと思うけど、 すごく信念を持って唄ってるというか、たぶんそれは唄だけじゃなく、 詩や音楽で表現してること、表現しようとしてしてることじゃなく 普段の何気ない行動にも信念を持ってるというか・・・・ なんていうんだろ、「オレはこんなにもこう思ってるんだぜ!」 みたいにひけらかすこともなく、たぶん別に意識してなくても恒にあるっていうか・・・ なんだろうな、確実にあるなにか・・・みたいな、本当に上手く言えないんだけど、 そういうものを感じた。

カッコイイと思った。


 あとね、これは今まで以上に強く感じたんだけど、 宮沢さんという人は言葉の密度を濃くして自分の中に溜めている人って気がした。 滅茶苦茶難しい言葉を使うでもなく、おしゃべりなわけでもなく、 でも重い。重いというよりは深いのかな。 私にはそこのところの区別がよくわからないけど・・・あ、迫るって感じかな。 う〜ん・・・言葉にするのは難しいけど・・・言葉に圧力があるって感じ? あれ、でも「圧力」なんて使うと結構マイナスなイメージになっちゃうのかな。 言葉に力がある、でいいのかな。





 私は基本的にTHE BOOMのメンバーとしての宮沢さんが好きなので、 実はソロとしての活動(このコンサートも) については絶対に行かなくちゃみたいな強い思いはなかったのね。 行こうかなぁ〜ど〜しよ〜かなぁ〜みたいな感じ。 (とか言いながら宮沢さんが書いた本とかは読んでるんだけど・・・。) でも行って良かったと強く思ってる。 良かった。



 私はなかなか遠くのコンサートには行けないから、 次に宮沢さんが絡んでいるイベントみたいなものに参加するとしたら、 それこそ何年後とかって感じになると思う。 (実際今回もTHE BOOMのコンサート以来何年ぶり・・・5、6年ぶりくらいじゃないかな?) でも待ってる。 またいつか、近くに来てくれるのを。
 それまでは本を読み、唄を聴きながら待ってる。



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