言葉の乱れ(記:1998年11月13日)
きのうの新聞に言葉の乱れについての記事があって、
その中に本当は地方のほうで先に使われていたんだけど、
今はもう最初から標準語だと思って使っている言葉っていうのも、
結構あるんだということが載っていた。
例として挙がっていたのが、
”とても”
と
”じゃん”
”とても”っていうのは、関東のほうでは、
最初「とても○○出来ない」とか「とても話しにならない」
とかいう否定的な使われ方だったらしいの。
それが地方では、「とてもいい話」みたいに良い意味の強調で使われていたんだって。
(今で言うなら”全然”とおんなじ感じだね。)
で、それが、例えば観光・登山とか商談に来た人達を通じて関東に広まって、
今では、”標準語”というわけ・・・
”じゃん”っていうのもそうなんだって。
学生の頃とか会社に勤め始めた頃、自分も今よりは若かったこともあって、
結構「〜じゃん」なんて言っていて、
他人によく「こっち(東京近辺)の人みたい」とか冷やかされたことがあったけど、
自分は特に気取ってその言葉を使っていたわけじゃないから、
な〜んかピンとこなくて、「別にふつうだよ」っていちいち言い訳していた記憶がある。
みんなは”ホントかな〜”と思っていただろうけど。
きのうの新聞をみて、自分でも”な〜んだ、そういうことだったのかあ〜”って納得した。
関東近辺で使われている言葉の全てが最初からそこの言葉だった訳じゃないんだね。
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