こどものはなし(天井にへばりつくお母さんの巻)(記:1999年4月15日)


 家の子がまだ3歳と5歳位の時のことだと思う。

 私が2階で掃除か洗濯物の後片付け(アイロンがけ?)をしている時、 下から子供が上がってくる気配がしたからびっくりさせてやろうと思って、 ササッと隠れたの。 夕方だった(と思う)から大きい洗濯物のかげにかくれたりとか (子供は詳しく調べたりはしない、自分の視界−すごく大雑把な−だけが頼りなのだ) 敷いてある布団の中で平べったくなってジッとしていたりとか、 でもそれだけで子供には発見出来ないのだ。子供は
「あれぇ〜、おかあさぁ〜ん、おかあさん、いないのぉ〜」
と、すごく不審気に下に降りていく。しばらくしてから下に降りていくと
「おかあさん、2階にいたの? ずぅっといた? どこにいたの?」
って聞くから、私は
「ずぅっと2階にいたよ。お母さん、天井にへばりついていたんだよ。 とおるちゃんも、ほのかちゃんも全然気がつかないんだもん。」
と言うと、
「なぁ〜んだ、天井にくっついていたんだ。」
と、こっちが訂正した方がいいのかなぁ〜と思うすきも無いくらいあっさりと納得してくれる。

 私としては、こういうウソは楽しいけど、子供にとっては悪影響なのかなぁ〜。
 今、二人とも小学生だけど、相変わらず信じていると思う。

−しかし、リアルに想像すると、すごいよね。天井にピタッとへばりついている私・・・−



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