どんど焼き(記:2004年1月12日)


 1月10日にこの地区の「どんど焼き」があった。 「どんど焼き」というのが全国的なものなのかどうか 私は知らないんだけど、 このあたり(県内?)ではどこでもやっていると思う。(たぶん・・・)
(お正月のしめ飾りや書初め、ダルマなんかを焼く。似たようなもので呼び方の違うのもある。)

 幸い今年は雪がなかったので、たぶん準備や後片付けなんかはラクだったと思う。 雪があると組み立て?は大変だし、 点火した後は火の熱と人が回りを歩くのとで泥んこ状態(ぐちゃぐちゃ)になるし、 そうなると燃え尽きた後の後片付けがまた大変。


 「どんど焼き」で書初めの灰が高く昇れば字が上手になるとか、 「どんど焼き」の火で焼いたお餅を食べると1年中カゼをひかないとか言われる。
 けど、今の子はそんなのはどうでもいいようで、しこたまお餅やらスルメやらマシュマロやらを持っていって、 焼いて食べている。
 私は今年は子供が焼いて失敗した真っ黒焦げのお餅(既に炭ですな・・・)を食べた。 1年中カゼはひかないかもしれないけど、腹はこわしそうだね・・・。



 そういえば、昔むかし、私がまだ小学生だった頃の「どんど焼き」では組みあがった後か 点火した後か、はっきり覚えていないけど小銭を投げ込んでた覚えがある。 で、火が消えた後に真っ黒なお金を拾うの。 (お金を拾ったらなにかいいことがあるとか、そういう話しは覚えてないなぁ・・・)


 昔は1月15日が成人の日で、「どんど焼き」もその日にやることに決まっていた。 今は、ハッピーマンデーとかで、日付に関係なく月曜日が成人の日になってしまった。 個人的にはどうしてそんなに連休にしたかったのか意味がよくわからない。 だって、家は連休になったところで旅行のみならず、遠出することもないから。 で、月曜日を成人の日にすることで元々意味のある「1月15日」にしていた行事が 特別意味のない連休の都合のいい日に行われるようになってしまったことが、 もの凄く寂しいことだと私は思う。

 能や歌舞伎、茶道、華道のように極められた文化を大事に守っていくことはとても大事だと思うけど、 特別な修行なんかなくても誰でも参加出来る「1月15日のどんど焼き」みたいなものを、 本当はもっともっと大事にしていかなくちゃいけないんじゃないかな。

 沢山休みたかったのなら、休みを増やせば良かったのに。
 私は「成人の日」は1月15日のままが良かったな。



●●  後日談(2005年1月20日)  ●●

 今年の『成人の日』は10日だったけど、15日の土曜日にやった。
 なかなか立派なものでしょう?結構高さもあるのではしごを使って組み上げる。

点火前のやぐら

午後4時に点火。

燃え上がるやぐら、その1

燃え上がるやぐら、その2


  火が弱くなってくると、みんな各々持ってきているお餅なんかを焼きだす。もちろん私も・・・

どんど焼きの火で焼いたお餅

寒い中で食べるからか、香ばしくて美味しくて有難い気がする・・・。これで今年1年病気知らず?



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