DEEN LIVE JOY-Break 11〜Diamonds〜(記:2006年12月20日)


 昨日、「DEEN LIVE JOY-Break 11〜Diamonds〜」に行ってきた。

 最初に言っておくけど、私はDEENのファンではないです。 好きな曲はあるし、CDも持っているけど・・・コンサートはこれが初めて。 MCでは「2年振り・・・」みたいなことを言っていたので、たぶん今までも結構近くでライブはやってたみたい ・・・とまぁその程度の人間です。



 別に早く会場内に入りたいわけでもなんでもなかったけど、駐車場の関係があるから開場30分くらい前には着いていた。 けど、たぶん会場内に入ったところでズラ〜っと並んでいるんだろうなぁと思ったので車の中で寝てた。 10分くらい前になって外から覗いてみたら想像以上にズラズラ〜っと並んでいて・・・ しょうがないからちょっと寒かったけど暗い中に突っ立って星を見ていた。

 開演10分くらい前になったらようやく人が少なくなってきたので場内へ。 全席指定なのになんでみんな並んでまで早く入りたいのかなぁ〜と不思議に思っていたんだけど、 それってグッズを買うため?なのね・・・ようやく納得した。



 今回も自分が行ったお店で取り扱ってる一番後ろの席を買ったんだけど、 それが意外に前だったので始まる直前まで後ろの扉のところにへばりつくように立っていた。 結局最後列に空いてる席(と思われる)があったのでそこに座った。 本当にやってる人には失礼なのかもしれないけど、一番後ろの席が私にとっては特等席という感じ。



 場内が暗転して幕?が上がると1階席の人達はみんな、ささぁ〜っと立ち上がってた。 近くで見たい気持ちが若干ありつつ、これがイヤね。 っていうか、コンサートって誰のコンサートでもこんなもんなのかなぁ。 イヤ、やってる人はやっぱり立って欲しいって思うのかな、「ノッテ」るなら立てよって感じかな。 座っているからつまらないってわけじゃないのね、そこをわかって欲しいんだけど。
 コンサートに来ていたのは見た目10代〜50代前後くらいまでかな。 あと、男女の割合は何回も来ているようなファンは半々くらい、初めてという人は女性が多めって感じかな。
(これは、途中で「今回が初めての人、何回も来てくれてる人」みたいに聞かれてみんな結構正直に手を挙げてたので。)
 
 で、当然ですが知らない曲もあれば、知ってる曲、 忘れていたけど(って失礼な言い方だけど)改めて聴いてすごく心に響いた曲とか、色々あるけど全部が素晴らしかった。 いや、ホント、すっごく良かった。いつもこんな感じだったら今までも行っとくべきだったかもって思った。

 あとね、ギターの人がすごいなって思った。 まぁ、プロのギタリストが見たり聴いたりしたら「イヤ、別にあの程度ならオレだってデキルけど」 っていうのかもしれない。けど私としてはすごく好きな感じだったし、ツボっていうのかな、引き込まれる感じ。 もっとやって欲しかったなぁ。



 それからMCもね、メンバーが3人(実はメンバーが何人かもよくわかってなかった・・・)いるからか面白かったなぁ。 なんかそれぞれがおしゃべりな感じよね、っていうかボーカルの池森さんが一番無口なのではって、ちょっと思ってしまった。 とにかく面白い。私はものすごくコンサートに行ってるほうではないし、 どちらかというとオーケストラみたいなお話の時間のないようなものの方が多い気がするの。 あと、あっても曲紹介くらいとか。 だから個人だろうがバンドだろうが、ライブのMCとかの平均的な時間っていうのかしら、そういうのが全然わからない。 なので比べようもないんだけど、結構長かった気がする。 あ、それがイヤって言いたいわけじゃないのよ、むしろ私はそういう時間が好きだからもう本当にそういう時間も含めて 全部が本当に満足って感じ。なんかねぇ、仲がいいっていうか、 本当に仲間みたいなさ、なんていうのかぁ、見ていて安心する感じ。
(とか言っていて、そのうち解散とかするんじゃないだろうな・・・。)



 そう、そう、そういう話の中で「オーラを感じる」って話が出た時に
「オーラが“ぷ〜ん”て・・・。」
「イヤ、オーラは“ぷ〜ん”じゃなくて“ビカ〜!!”とか“キラ〜”でしょ。」
ってのには会場内大ウケだった。

 あとね、戸隠の奥社の話も出て、
「あそこはね、本当にすごいから。長野県の人じゃなくて行ったことなかったら絶対行ったほうがいいよ。」
と勧めていた。うん、うん、これはね、私も本当にすごいと思っているからもっともっと勧めてぇ〜って感じ。 あ、でもそれで人がうじゃうじゃいるようになったら、それはそれでイヤだなぁ・・・。



 そういえば、座って聞くコーナーみたいなのが決まっているらしく (前のほうで立っていた人達が一斉に座りだした)メンバーもみんな座って、 楽曲もアコースティックアレンジでっていうのがすごく良かった。



 そういえばね、コンサートって光(照明)が色々工夫されてギラギラしたりするでしょ、 だけどステージ側から客席に向かって「びぃかぁ〜!!」みたいに照明をあてるのはやめて欲しいと思う。 あてられてうれしい人もいるかもしれないけど、私はまぶしくて目を開けていられないから。 サングラス持ってくればよかったって思ったもの。あたし、強い光には弱いみたい。



 ところで、DEENて恋愛みたいな曲が多いのかと思っていたんだけど(実際多いか少ないかはわかんないけど) ああいう場所で聞いたせいなのか、なんか応援歌みたいな感じがした。 ご本人はどう思って唄っているのかわからないけど、魂込めるというよりは、気持ちを載せるっていうか、気持ちと共に って感じに思えた。 だからなのか・・・すごく込み上げるものがあった。わぁわぁ泣くって感じではないけどほろっと涙が出た。 まぁ、あの会場内で泣いていたのは私一人だろうと思うけど。
(こういうのもあるから後ろの席で一人で聴いていたいのよね。)

 あと、アンコールもすごく凝っていて(っていうか、ファンの間では恒例なの?)すごく良かった。 それにアンコールの時間も長かったような気がする。(まぁこれも相場がわからんけどね。)


 最初から最後まで2時間半くらい。これがバンドのライブとして長いか短いかよくわからないけど、 ものすごく盛りだくさんな感じがしたのと同時に「えぇ〜もう終わっちゃうの?」って感じがした。  最後のところで(12月20日はボーカルの池森さんの誕生日とのこと)1階前方のファンの人達が声を合わせて唄ってた。
「これ、打ち合わせてたの?」
って池森さんも聞いてたな。こういうのってアーティスト冥利?につきるって感じかしら。 とにかくどの曲が良かったとかそういうレベルじゃなく、全体的なまとまりとしてすごく良かった。私の中ではかなりな 「ハイレベル」、バンドだけど、一人一人がものすごくシッカリしてるし、かといって独りよがりみたいな感じもないし・・・ ちょっとズレてるかもしれないけど「エンターティナー」って感じかなぁ。 ちょっと語弊があるかもしれないけど「プロはこうあるべき」っていうのをちゃんとやってる感じ。



 2009.3.10にデビュー15周年を迎えるんだそうだ。 とりあえずそれが近い目標で、それに合わせてなにか出来たらと言っていた。
(でも池森さんは「花粉症なので2月、3月はムリですが」と言っていた。)

 今回本当に良かったので、もしまた(15周年の時でも)近くでライブがあったら是非行きたいと思った。



 いやぁ〜、それにしても、ひょっとして誰のライブに行っても私はファンになってしまうほど、のめり込みやすい人間なのかもしれない。
 逆に言うと、こういうアーティストさん達の「ライブに来て欲しい」っていう気持ちもわかるよね。 テレビやCDとかでは伝えきれないものをライブで伝えたい、見て欲しい、ライブを見てくれたらわかってもらえる、 ライブを見てくれたら納得させられるみたいな。

 ライブっていいなぁ〜。ホント、今回は「大好き!」って感じでなくても、 時間とお金の都合がついたらライブはドンドン行くべきだなって思った。 これからは良かったライブはドンドン書くつもり。
(まぁ、あんまり良くないなって思うのは載せないけど・・・。)



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