大久野島 訪問記 4 (2012年8月)
南部砲台跡を後すると、最初に上陸した桟橋に戻りました。これで島内を一周した事になります。
他に何かないかな〜と毒ガス資料館の辺りまで戻った時、資料館の片隅に防空壕跡を発見しました。

案内プレートには以下の説明文が書かれています。
これは幹部用の防空壕です。上に土を盛り、石垣をついて造られています。入口が2つあり、左右どちらからでも逃げ込むことが出来ました。
防空壕の中は高さ約2m・幅約2m・長さ5mの広さで半地下式のかまぼこ型になっています。コンクリートは強固に作られており、幹部がいかに他の従業員と比べて
優遇されていたかがわかります。従業員用の退避壕は地面に1mぐらいの穴を掘り上に草木をかぶせた簡単なもので、通称「たこつぼ」といわれていました。
確かに頑丈そうで、アメリカ軍の250ポンド爆弾の直撃くらいは耐えられそう(予想)
しかし幹部はコンクリート製の防空壕で、従業員はたこつぼかぁ…今の格差社会なんて真っ青の待遇の違いとはこの事なのかも知れない。
とりあえず要塞、戦争遺跡はこれで終わりっぽいです。
あとは至るところにいるウサギ達の餌付けに精を出してみました。

やっぱウサギはかわいい(´д`*)
でも、ここのウサちゃんは総じてガツガツしており、人間を見ると飛び掛って餌をねだる始末です。
しかし触ろうとするとサッと逃げてしまい、餌を食べている時なら大丈夫だろ(・ω・)と触ろうとすると、やはりサッと逃げてしまう。
なんともどこか痒くなる、食えない連中である。
もっとも野ウサギは不潔で野兎病の危険があるので、むやみに触らず眺めるだけがいいかも知れない。
あとウサギは抱きかかえると本能的に暴れてるので、島のパンフレットでも「抱きかかえないで」と注意を呼びかけています。
島に上陸してから4時間、用意した生野菜とかペレットが無くなったので、そろそろ島を離れる事にしました。
次回はいつ訪問しようか…。夏は家族連れが多く1人だと厳しいので、やはりシーズンオフの冬に限ると思いつつ、島を後にしました。

三原駅でひかりレールスターに乗り込んだ時は、日は暮れていました。
終