大久野島 訪問記 1 (2012年8月)


大久野島

広島県竹原市忠海町から沖合い3kmに位置する芸予諸島の1つ

面積:71ヘクタール(甲子園球場の約18倍)

人口:約18人

島の交通:
忠海港から山陽商船フェリーが1日10便。
島内の交通は、休暇村のレンタサイクルか徒歩。
自動車運転は基本禁止で許可が必要。

島の歴史:
もとは瀬戸内海を拠点とした村上水軍の末裔が住みついていた小島でしたが
日清戦争後、呉と広島を守る芸予要塞の一角として砲台を設置。
その後、芸予要塞の廃止に伴い砲台は撤去されました。

昭和4年、同島に毒ガス工場が建設され、昭和19年まで約6,600トンの毒ガスを製造。
後に風船爆弾の製造にも関わりました。
昭和20年8月15日の敗戦に伴い、毒ガス工場は操業を停止。
昭和21年5月よりオーストラリア軍が中心となり、工場の解体と毒ガスの処分を開始。

昭和38年、国民休暇村としてオープン。

8月13日、別名ウサギの島こと大久野島へ行ってきました。大久野島の訪問は今回で4度目です。
3回とも移動は車でしたが、今回は列車で移動する事にしました。

新幹線ひかりレールスターに乗り込み三原駅に到着。

  

三原駅前は綺麗に整備されていますが、商店などは少なくちょっと寂しい雰囲気です(´・ω・`)
駅から少し歩くとイオンモールとヤマダ電機があり、ここはさすがに活気があります。大久野島はホテル以外の飲食店はないので、
イオンで弁当などの食糧を調達。

三原駅で呉線に乗り換え、大久野島行きのフェリー乗り場がある忠海駅へ向かいます。
呉線はいわゆるローカル線ですが、珍しく電化されています。

  

呉線は瀬戸内海の海岸線に沿って進むので、すぐそばに海が見えます。遠くには芸予諸島の佐木島や高根島が見え、
なかなか風光明媚な路線です。沿線には海水浴場もあり、沢山の海水浴客が泳いでいました。30分ほどで忠海駅に到着。

忠海駅から少し歩いたところにある山陽商船フェリー乗り場に向かいます。出発30分前だというのにフェリー乗り場は家族連れで満杯。
う〜む、1人だとこういうところは居場所に困る…と思いながら、だらだらと過ごす。

フェリーは満杯の観光客を乗せて出発、約10分間の航行で大久野島に到着しました。


>2へ続く >HOME