2007 6.21（木）①
ピンと張りつめたような寒い空気のなか目を覚ました。いくら６月だといってもここは北緯５０度
以北の北サハリン、夜はかなり冷える。久しぶりに横になって寝たので目覚めは快適である。
早々と準備をし、川へ向かった。昨日のポイントよりも下へ下っていくと川幅が広くなってい
た。河口まで行ってみようと思い、底まではっきり見える透明度の高い川の水をこいでいった。
しばらく歩くと視界が開ける。・・・・何という素晴らしい景色だろう。静かな川の流れが海
へとつながっていた。素晴らしい景色に見とれながらロッドをふった。するとすぐにゴツッと
いう衝撃が腕に伝わる。その直後、ものすごい力でロッドが曲げられた。長い格闘の末、魚体
がネットの中へ・・・。７０ｃｍのアメマスだった。サイズ以上のファイトであった。さすが
サハリン、魚のパワーもけた違いである。とりあえず興奮するファイトをくれたアメマス君に
感謝しながら今日の戦いをスタートしたのである。ちなみに日本ではあまりアメマスを食べる
ことをしないが、ここでは貴重な食料。アメマス君ごめんなさい、次は夕食に会いましょう。
・・・・その後、ある魚の大群に出会うことになる。
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ロシア・サハリン過酷な釣行記