サハリン釣行記I

HPトップへ
サハリン旅行記目次へ

ロシアの不思議2

2007 6.23(金)

 思いがけず熟睡だった。起きて小屋の外へ出てみると、昨日はちゃんと見られなかった景

色が目に入る。改めて見慣れない景色に釘付けとなった。釣り場は少し車で走ったところ。

そこに今日のベースキャンプを作った。もう釣りの詳しい描写はしない。なぜかというと、

釣りの話より「ロシア」の話題をしたいからである。ちなみに今日はシーマとタイメン

(日本ではイトウ)をつり上げた。

 一時間ほどしてベースキャンプに戻るとだれもいない。いたのはロシア人の監視員とドラ

イバーだけ。他はちりぢりになったらしい。監視員が遅めの朝食を出してくれた。兄と合計

4人での朝食。今まで釣りに集中していたためか、とてもゆっくりした時間を味わった。言

葉も伝わらない4人での会話。不思議なものである。ほとんど日本語なのに何となく気持ち

が伝わるらしい。そして向こうの気持ちも何となくわかる。理解できるのは「スパシーバ

(ありがとう)」ぐらいなのにな〜。もうこの地球上で二度と会うことのないロシアの友人

との時間。訳分からなくなるとウオッカで乾杯。それで全てがおさまる。人間仲良くなるに

は言葉は必要ないようだ・・・(笑)。そのあと、軍用車に乗せてもらい、道なき道を走る

抜けるサービスもしてくれた。そうそうバッチももらった。

 さて、先ほど「ロシア」の話題と書いたが。この旅でロシアの不思議に嫌と言うほど出会

ってきた。漁師の集落の出会いもそうだ。昨日は怪しさ満点だった大男達。実は単なる酔っ

ぱらいで朝会うと実に気さくでおもしろい。よく考えてみると、日本でも、知らない港町に

来て酔っぱらいのオヤジ達に会うと日本人でも怪しいと思うだろう(笑)。それの単なるロ

シアバージョンだったようである。やはり朝からウオッカで乾杯。それですべて終了。もう

みんな仲間になっていた。

 周りをよく見てみると建物の下になにやら不思議なものが・・・。まるでスキーのような

ものがついている。何だろう。一体これは何のためについているのか不思議だった。その答

えは・・・・長くなったので次回にします・・・。いや〜 ロシアっておもしろい

resize0074
シーマ。重かった〜

resize0081
タイメン。小さいが会いたかった魚である。ありがとうタイメン君。

サハリン(2) 258
ロシアのメンバーと朝食。なんかゆったりしたいい時間だった。

サハリン(2) 289
装甲車にのって悪路走破。実はこれが原因で?か分からないが、後にとんでもない事件に発展することとなる。





   HPトップへ   サハリン旅行記目次へ   サハリン旅行記Jへ






ロシア・サハリン過酷な釣行記