成田到着  しかし、また事件が・・・! 

トラブルを乗り越えて、成田までの10時間のフライト。とても快適に過ごしました。真夜中2時に全速力で走ることなんて初めてで(当然ですね)、思った以上に疲れていました。

でも神経が高ぶっていたせいか、なかなか寝付けません。そうなったら
「映画」

普段はあまり映画を観ることがない私ですが、このときばかりは映画が楽しくて仕方ありません。

何本の映画を観たでしょう。そろそろ、着陸態勢に入ったところで、現実に戻されました。

いろいろなことがあったこの旅行。すべてがいい思い出です。

成田空港へは17:00頃着陸予定。青森に住んでいる私たちは、この時間の到着便だとその日のうちに帰ることはできないので、東京で一泊する予定でした。

成田エキスプレスに乗って東京駅へ。

その日は泊まるだけだったので、東京駅の隣のホテルを取っていました。

ホテルまで歩きながらふと思ったのが、明日の新幹線のことです。

ここまでリゾート気分で過ごしてきたので、普段は絶対に乗らない新幹線の

「グランクラス」

に乗ってみようと考えたのです。とにかく「ノリ」で急に決めました。

切符の内容を変更しようと、窓口へ。差額を支払おうとしたそのときです・・・・・

駅員     「差額○○○円です」

妻      「はい。わかりました」 (バックから財布を出そうとする)

       その瞬間妻の顔がすべての筋肉を硬直させたようにこわばり


妻   「あれ、私のバックは!!!」

空気が一瞬凍り付きました。

バックがないのです。しかも全財産とパスポートが入っています。

なんと、成田エキスプレスの足下に忘れてきたようでした。

私はパニックになっている妻の顔をのぞき込み、

「よし」

と一言つぶやいて手を握って歩き出しました。

数時間前に起きたトラブルに比べたら、たいしたことありません。

何とかなると思って動き出しました。

しかも、ここは日本語が通じる日本です。

まずは遺失物センターに行きましたが時間外でした。ま、先ほど降りたばかりの電車です。まだ届いているわけがありません。

終点が「大宮」だということはわかったのですが、その次の作戦はどうしようとホームで考えていたら、近くに駅員の女性職員が3名ほどいました。雰囲気からは仕事が終わって帰宅するようでした。

とりあえずダメ元で、大宮と連絡を取る方法がないかと聞くと、すぐそこの事務所から連絡が取れるはずだと教えてくれたのです。

近くの事務所に行って事情を説明すると、

駅員  「わかりました、大宮まであと20分ほどで着くので、着き次第駅員に確認させます。もう少
     しお待ちください。

その間近くのホームで缶コーヒーを飲みながら待っていました。

その時間の長いこと長いこと。たった20分ほどの時間が何時間にも感じられました。

妻は焦って「どうしよう」と繰り返しています。

私は「大丈夫、大丈夫。絶対戻ってくるよ」

と言い続けていましたが、もし、電車に中になかったら次はどうしようかと、次のことを考えていました。

20分が経って事務所に行くと、ちょうど大宮と電話がつながっている様子でした。

そして駅員から飛び出した言葉が、

「ありましたよ」

どの言葉がどれだけうれしかったか表現できません。

その後、大宮に新幹線で向かい、10分の滞在で東京に戻ってきました。

ちなみに私は 「初大宮」。 楽しかったです(笑)


大宮で落ち込んでいる妻



初大宮を楽しんでいる私




東京戻った私たちは居酒屋に行ったのですが、そのときのビールのうまさは未だに忘れることができません。

トラブルがあると思い出に残るものです。

だから私は、トラブルが大好き(笑)です。

あると思って行動していれば、いざというときに焦ることがないのかもしれませんね。

とにかく何はともあれ、やっとゆっくり眠りにつけます。

ふあ〜 ・・・・ お休みなさい。


おお、そうだそうだ。東京で泊まったホテルは「ホテルメトロポリタン丸の内」

全面ガラス張りの部屋に宿泊したのですが、眺めは最高でした。夜景を見ながらの就寝。

いい夢が見られそうです。


夜景がまぶしいくらいでした












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