なぜか犬・・・
エジプトの遺跡には必ずと言っていいほど「犬」がいる。しかもほとんどが寝ているのだ。近くによってもぴくりともしない。エジプトの神の中には頭が犬の神もいるが、神の化身なのだろうか・・・。

とにかく犬がいる。ある意味物怖じしない姿がかわいらしくも見える。

これがエジプトの守り神である「スカルベ」なんと「ふんころがし」である。この銅像の周りを3週回ると幸せになるとか・・・。

もちろんまわるでしょ・・・。幸せになったかって・・・?それは言えない・・・・・。

カルナック神殿の次は「ルクソール神殿」へ。ここはイスラム教とキリスト教が入り交じった不思議な遺跡である。昔の宗教の争いが垣間見え、宗教にはうとい日本人の私でさえも歴史の深さを感じることになった。


このルクソール神殿は夜のライトアップがきれいだという。大学生の頃ヨーロッパを回ってきたときにドイツの城を夜見学して、あまりの幻想的な雰囲気に身震いしたことがある。きっとここもそうなんだろうと思い、翌日の夜の自由行動にこようと決めた。今はまだその幻想的な空気があまりにもすごいことには気がついていなかった。

そしてルクソールで二泊過ごすホテル「ソフテルカルナックホテル」にたどり着いた。さすがは高級ホテル。コテージ感覚のホテルでとてもきれいなホテルだった。

しかし・・・。部屋に届いているはずの荷物がない・・・。フロントに聞いてみるとなにやらあわただしくなった。

いやいや、私の海外旅行はいろんなことがある。そんなことには慣れっこなので今ではトラブルを楽しむようになっていた。

結局一人部屋の私はホテル側の勝手な都合で、同じツアー客とはかなり離れた別の棟に移されていたのだ。そのために当初の予定だった部屋に届いているのだという。

まあいい、それも思い出だ。

と思ったつかの間、新しい部屋にたどり着くとなにやら若い清掃係が・・・。何を言っているのかわからなかったが、手振りでコップの掃除がまだまということらしい。

「いいよもってきな」

そういって指示すると男は部屋にあったコップを持って行った。そして掃除の様子を見ていると、なんと・・・・・

汚い布巾で2,3回こすっただけで戻してきたではないか。

ふざけんな。と思ったがここはエジプトまあお国柄だろうということで落ち着いた。

ロシアでの釣行旅以来、その国のお国柄に従うのが一番だと悟ったのだ。それが一番、何でって「そこがエジプトだから・・・」

そしてつかの間の休憩後、夜の食事へと向かったのであった。
ここがホテル。高級感あふれるいいホテルだった。

私の荷物がないとあわてるホテルスタッフ。まあ、慌てると言ってもちょっと話し合いしてゆっくり動き出すくらいのもんである。日本だと大騒ぎだろうな・・・。

部屋はこんな感じ。一人ではもったいない部屋だった。



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