世界中の観光客の注目を浴びたその原因は・・・
神殿の観光を終え、バスに戻る道のりを歩いていたところ、お土産屋さんの前を通ることとなった。
まだ時間があったため、前からほしかったターバン(アラブ人が頭の上に巻いている布)を購入しようとある店の中へ。
相変わらすエジプトの店には値札がない。さらに日本人と分かると何倍にもなる。
さあここから私の本領発揮だ・・・
店員とのやりとりを紹介しよう
店「おまえは中国人か、日本人か」
私「日本人だ」
店「何がほしい?」
私「このターバンだ」
店「これはいいものだぜ、なんたってエジプト綿だ(絶対そうではないのだ
が・・・普通なら3000円するが、2000円にまけとくよ。」
私「あほか、そんなにする分けないだろ」
店「良く見てくれよ、この手触りを・・・」
私「日本人だと思ってばかにすんなよ、他の店では500円が相場だろ。これから
通る日本人にこの店には寄るなと言いふらしてやる。ほらこの店に前に
立ってな!」
(店の前にでて知らない日本人に話しかけるふりをした)
店「何言ってるんだ、ここは他の店とはものが違うんだよ。もう一度良く見て くれよ」
私「話にならない。隣の店に行く」
(店を離れ歩き始めると、店員がターバンを持って追いかけてきた)
店「ちょっと待ってくれ、分かった分かった。1500円ならどうだ」
私「・・・・・グッバイ」
店「お〜バッド・・・なら1000円でどうだ」
私「500円」
店「それなら店つぶれちまうよ。800で手をうってくれ。」
私「他の客を捜しな。グッバイ」
すると店員は両手の平を空に向けて、やれやれというそぶりを見せ
店「オーマイガっ、分かった持ってけ、500だ」
といってターバンを私の肩に投げつけた。
そのやりとりを店が並んでいる道のど真ん中でやっているもんだから、世界中の人たちが何をやっているんだろうと注目していた。そして最後の捨て台詞は・・・
店「こんな日本人初めてだ」
ん〜、3000円が500円になっても売るということはそれでももうけがあるということだよな。日本人はそんなにお金持っているように見えるのかね。
ちなみにエジプト人はアジア系を見ると「チャイニーズ?」「ジャパニーズ?」「コリアン?」と国を聞いてくる。その順番がチャイニーズから始まるのが、中国人の観光客がいかに多いのかと実感させられる。
エジプトの買い物は喧嘩だといわれてきたが、みんなそんなことをやる余裕は無いだろう。めんどくささをお金で買うつもりであればいいのだが、他の日本人はふっかけられた値段で買う人が多いらしい。
これからエジプトに行く方は、誰かを相手に練習していった方がいいかもしれませんよ。
大坂のおばちゃんの団体なら世界最強なんでしょうね。
これが買ったターバンです。頭に巻くと本当に涼しくなります。やっぱりその地域にあった服装が一番なんですね。日本でも・・・なかなか巻く勇気はないな。
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