【伝蔵荘日誌】

2013年1月13日: 冬の北八ヶ岳 T.G.

 会社同期の遊び仲間、A君とO君を誘って冬の伝蔵荘へ行きました。 最初の晩は特別な寒波が来襲したらしく、暖炉の火を焚いて、石油ヒーターを点けっぱなしにしても、台所の床にこぼした水が凍りました。 おそらく零下10度を下回っていたでしょう。 冬の伝蔵荘でこんなに寒い思いをしたのは初めてのことです。



 翌日、車で望月を迂回して、反対側の蓼科側へ行き、ピラタスロープウエーで標高2237mの頂上駅まで登りました。 年明け早々で、頂上駅付近の積雪量はあまり多くはなかったのですが、寒気は厳しく、吹きすさぶ寒風でほっぺたがちぎれそうです。 A君はロープウエーの回数券を買い、ひたすらスキー三昧。 O君と小生はスノーシューと山スキーで雨池まで往復しました。 最初の計画では雨池から麦草峠、五辻を回って、冬の雪中トレッキングを堪能するつもりだったのですが、寝坊をして朝の出発が遅れ、頂上駅に着いたのが12時過ぎ。 とてもロープウエーの最終便に間に合わないのでやめにしました。 雨池までは冬でも片道1時間程度の距離ですが、積雪量の少なさに、新しく買ったO君の山スキーが上手く操れず、林道の雨池の少し手前で時間切れになり、引き返しました。 それでも北八ヶ岳の冬景色を十分満喫出来ました。

 スノーシューの小生は頂上駅から再びロープウエーで下りましたが、O君は山スキーのシールを外してコースを滑り降りました。 全長4キロのダウンヒルコースですが、小生の乗ったロープウエーが麓駅に着く前に、すでにO君は到着していました。 やはりスキーの方が断然速いようです。 A君は回数券の元を取るため、このコースを8本滑ったそうで、僕が帰り着く前にスキーに飽きて休憩所で休んでいました。 3人とも70過ぎの爺さん。 老いてますます盛んと言うところでしょうか。 まずは新年早々めでたし。
 

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