2012年10月5日: 20年後の日本 T.G. ![]() 彼から返事が来た。 「僕は無理などと言わず、ご夫婦ともにお孫さんの結婚式に出席してください。 いつ寿命が尽きるか、今から決めることではありません。」と。 孫娘は未だ7歳。 最近は結婚年齢が上がっているから、仮に27歳で結婚するとして後20年。 GP生君の言うようにひとまずは頑張ってみるが、どうなることか先のことは分からない。 20年後の日本はどうなっているのだろう。 20年前の1992年はバブル崩壊直後だったが、それでも世界第二の経済大国。 産業や技術競争力は世界一。 中国や韓国が遠く及ばない、はるか先を行っていた。 それが20年経った今は夢のようだ。 あのソニーやパナソニックやシャープが、馬鹿にしていたサムスンや中国企業に壊滅状態にされた。 大震災もあり、GDPは減り始め、国家債務は増え続け、日本全体から気力が失われかけている。 政治家も産業人も国民も茫然自失の体である。 もうしばらく立ち直れないだろう。 元気にする手はないものか。 ![]() 少子化が心配だ。 少子化がすべての活力低下の元だろう。 少子化は種族の保存本能の低下である。 生殖能力の衰えた種はやがて絶滅する。 日本国民がパンダ化している。 少子化の原因はいろいろあろうが、種としての日本の若い男女が生殖行為を好まなくなったことが根本原因だろう。 格差社会で結婚出来なくなったからと言うのは嘘である。 戦前戦後、もっと貧しい時代に日本人は子供をポコポコ産んだ。 うちの母でさえ6人も産んだ。 子供さえ沢山生まれたら、日本はもう少し元気になるだろう。 何とかならないものだろうか。 外国からの移民を受け入れればいいと言うが、それはまた別のストーリーである。 ![]() 今の若者達の虚弱さが気懸かりだ。 虐められるとすぐ自殺に走る。 就職してもすぐやめる。 やりたい仕事が見つからないと、親がかりのニートやアルバイトに甘んじる。 石の上にも三年なんて死語に近い。 贅沢に慣れ、勤勉さを失っている。 大学に入っても遊んでばかり。 だからレベルが低い。 そんな学生にろくな仕事が見つかるわけがない。 労働力不足の今の日本で、就職氷河期なんて奇妙な話である。 要するにきつくて辛い仕事は敬遠して、楽な仕事を探しているだけだ。 いつから日本の若者はこうも虚弱になったのだろう。 ![]() どうか可愛い孫娘が、この先も元気よく育って、今よりいい日本で日々の生活を送ることが出来ますように。 いい相手を見つけて幸せな結婚式を挙げられますように。 それ見るのを楽しみに、後20年頑張れますように。 |