２０１１年６月１１日： Tunamiに関するDairy Mail紙の記事 Ｔ．Ｇ．
イギリスの６月１０日付デイリーメイル（Dairy Mail)紙が、「死よりの帰還、驚愕の写真が示す、津波から３ヶ月後の日本の復興」というタイトルの記事を載せている。 記事の大半を占める、彼らが“驚愕(Astonishing)”という被災地の３ヶ月前／後の比較写真が、実に生々しくて説得力がある。 こういう写真は震災にうちひしがれた日本人を大いに元気づけるのに、なぜか日本のマスコミは報じない。 （どうかクリックして記事を読んで下され！）記事は次のようにも伝えている。
「ちょうど３ヶ月前、激烈な地震が日本を大混乱に陥れていた。 無慈悲な津波が東海岸の街や都市を壊滅させた。（Just three months ago Japan was plunged into chaos after a cataclysmic earthquake sent a merciless tsunami crashing through towns and cities up and down the east coast.）」
「３ヶ月経った今、これらの（被災地の）比較写真は、日本国民が激甚災害にも怯まず、祖国再建を着実に進めていることを示している。（Now, three months on, these images show the Japanese people remain undaunted by the havoc nature has wreaked on their homeland as step by step they rebuild their nation.）
「 しかしこういった進歩にもかかわらず、いまだにまだ手つかずの過酷なやり残しがこのアジアの国の復元力を試している。（But despite their progress, stark reminders of the work left to do means the resilience of this Asian country is still being tested. ）」
「マグニチュード9.0の地震が第二次世界大戦以降最悪の被害を日本にもたらし、少なくとも２万８千人の死者と行方不明者を出した。 復興費用は１８６０億ユーロ（１８兆円）を下らず、福島原発の放射能の恐怖は依然として高まっている。 破壊された４つの原子炉からは放射能の漏洩が続いている。 今週、日本の北東部の原子炉近くで、耳が欠損したウサギが生まれた。（そんな話、日本では聞いたことがない。 風評被害という奴か） 放射能が長期にわたる副作用をもたらすのではないかと関心が高まっている。 日本政府は原発近くに住む住民に、屋内にとどまり、エアコンをかけ、水道水飲まないように注意を喚起した。
（The 9.0 magnitude earthquake caused the worst crisis in Japan since the Second World War and left almost 28,000 people dead or missing. The clean-up bill is expected to top £184 billion and radiation fears from the stricken Fukushima nuclear plant are still growing after four of the reactors were damaged leading to radiation leaks. This week, an earless bunny was born near the reactor in north east Japan raising concerns the radiation could have long-term side effects. Following the blast and initial leaks Japanese officials told people living near the plant to stay indoors and turn of air conditioning and also to not drink tap water.）」
この記事を読む限り、欧米諸国は少なくとも津波災害自体は日本国民の堅忍不抜の精神で克服すると確信しているが、その反面福島原発は依然として未解決の恐怖の固まりと見ているようだ。 あたかも福島原発が収束に向かっているようなニュアンスで報じる、最近の国内報道とは大きな隔たりがある。 実際問題として、４基の原子炉のうち３基がメルトダウンし、どうやら原子炉も格納容器も破壊されていて、放射能と汚染水の漏洩は依然として続いている。 溜まりに溜まった汚染水は１０万トンを超え、増え続けている。 とりあえずの目標である常温冷却すらほど遠い。 仮に冷却が成功したとしても、その後が大変だ。 メルトダウンした核燃料と燃料プールに残っている使用済み核燃料は極めて高い放射能を帯びている。 それを取り出して密閉し、安全な場所に移して保管しなければならない。 そう言う困難極まりない“真の最終目標”については、対策も見通しも立っていない。 ３ヶ月も経ったのに、とりあえず水をかけて冷やすという、震災直後の応急処置段階を一歩も抜け出ていないのだ。 こういう無惨な状況を知っていながら、「福島原発に見通しがつくまではやらせて」と、言葉の綾を弄して総理の椅子にしがみつく。 権力欲以外何もない、ひどい総理大臣を持ったものだ。
デイリーメイル紙も言っているように、日本国民の英知と気力を持ってすれば、津波災害からの復旧は何とでもなる。 しかしながら福島原発はまったく見通しが暗い。 今政府がなすべきことは、福島原発を最優先にして、国の総力を挙げ、死に物狂いで何とかすることだろう。 それなのに、根拠薄弱の絵空事のような、東電任せの人ごとのような工程表。 国が先頭に立って危機を乗り越える意欲も気迫もない。 原発事故のような特段に甚大な災害は、企業論理ではどうにもならないのだ。 極論すれば、今現在首相の地位にある菅がなすべきことは、自分の使命を福島原発対策一本に絞り、それに命をかけることではあるまいか。 まあこの口先男には出来ないだろうが。
ひどいと言えば、電力不足に何の対策も講じず、ヤクザまがいの恫喝で浜岡原発を止めさせたのもひどいが、先月のＧ８サミットで、何の根拠もなく突如として「１０００万戸に太陽光発電」とぶち上げたのはさらにひどい。 あまりの荒唐無稽さに、日本国内では野党もマスコミも世論も、民主党内部からさえも無視された。 おそらく他のＧ８国も、またアホがバカを言っていると相手にしていないだろうが、一国の首相が言ったのだからとりあえず国際公約ではある。 “トラストミー”もかなりひどかったが、これはそれ以上だな。
そもそも日本には１０００万世帯分の太陽光発電設備の生産能力なんて存在しない。 もしやるとすれば、他の産業から緊急に資金、人材、資源を廻して重点投入する必要がある。 そんな計画経済まがいのことが今の日本に出来るわけがない。 １０００万世帯分の太陽光発電設備に必要な総費用は約１８０兆円。 この不景気に、どういう金を使うというのか。 もしやったら太陽光以外の産業が疲弊し、日本経済は目茶目茶になる。 その上蓄電技術がない現在、太陽光で得られる電力は日中に限られる。 ４キロワット×１０００万戸で計４０００万キロワットの巨大発電能力。 そもそもこんな巨大電力が補助電力であるはずがない。 原発や火力発電所はいったん動かしたら止められない。 夜だけ発電なんて芸当は逆立ちしても出来ないのだ。 日本の電力需給計画はそれこそ目茶目茶になる。 この男、小学生でも出来る掛け算足し算が出来なくて、ホントに東京工大を出たのかな？ 民主党が得意な学歴詐称ではあるまいか。 何度も言うが、ひどい総理大臣を持ったものだ。
悪口の言いついでに、もう一つ民主党の悪口：
【岡田克也幹事長 妄言集】
@「小さな政府というなら、まず自衛隊を廃止すべきでしょう」
A「大きな政府という表現はちょっと・・・我々が目指しているのは”第三の政府”です」
B「イラクの人々は逞しいから、泥水でも飲めれば、それで事足りるわけです」
C「イラクの子供は１０年も泥水を飲んでるから、自衛隊の給水復興支援は必要無い」
D「民主党の政策は、高学歴や高所得の人々にウケがいい」
E「学歴の低い人間は、根本的に信用できない」
F「財源はどうするかって？ そんなことは厚生労働省の官僚が考えることでしょう」
G「その件について、中国の了解を取ったのですか？ 取ってないでしょ？」
H「国益よりも大事なものがあります。それは正義です」
I「公務員って副業できないんですか？ それは知らなかった」
J「私も、日本海という表記には、以前から違和感を持っていました」
K「民主党は都市政党ですからね。田舎の人は応援してくれなくて結構」
L「参政権がほしいなら国籍を取れということは、人権にかかわる」
M「中国の役割は米国と並んで非常に大事だ。総理が自らの考えを押し通して靖国参拝をしたことは、非常に国益を損ねている」
N「拉致被害者５人を北朝鮮に返さないと政府が決める必要はない」
O「地方の人々は、1000万円も貯金できないから、別にいいんですよ」
P「国歌”君が代”は民主主義にふさわしくないので違和感を感じる。民主主義国家にふさわしい国歌があっていいんじゃないか」
Q「九割方単位を取っているので、経歴を詐称したことにはならないのではないか」
R「自分が首相になれば日本を変えられるという確信を持っている。」
20「陛下の思いが少しは入った言葉がいただけるような工夫を考えてほしい。よく考えてもらいたい。」
この面白い箇条書きリストは２チャンネルで見つけた。 幹事長と言えば政権与党のナンバー２だ。 その人物の馬鹿げた言質をこうも並べ立てられると、この出来損ない政党のひどさがしみじみ分かってくる。