【伝蔵荘日誌】

2009年12月25日: 鳩山首相の流した汗 T.G.

 古来「綸言汗の如し」と言う。 漢書が出典で、「出てしまった汗をもう一度体内に戻すことは出来ない。 王の言葉は汗と同じで、いったん口にしたら取り消すことは出来ない。」と言う意味である。

 昨日行われた偽装献金問題に関する鳩山総理の記者会見について、2チャンネルが痛烈に批判している。 こういう鋭い切り口の批判を他の大手マスコミはしない。

1 :☆ばぐ太☆φ ★:2009/12/24(木) 20:35:34 ID:???0
■鳩山首相会見での記者とのやり取りは以下の通り(会見より書き起こし・抜粋)

(記者)野党時代に秘書が同様のことをしたら議員バッジを外すと言っていたが?
(鳩山首相)「私腹を肥やすような場合には議員辞職ということもあるが、私の場合は違う」

(記者)責任の取り方は?
(鳩山首相)「反省すべきは反省する。だが、政権交代をしろと多くの国民の方の支持があるので辛くとも、総理の職を投げ出さずに続けさせていただきたい」

(記者)総理じゃなければ議員辞職していたか?また、具体的な責任取る行動はないのか?
(鳩山首相)「先ほども答えたが、私腹を肥やしているわけではないので辞職しない可能性もある」 「責任…秘書2人は処分。自身に対しては、やはり職を全うすることだと考える」

(記者)世論調査が「辞めろ」なら本当に辞めるのか?
(鳩山首相)「そうならないように最善を尽くす。自分にとっても青天の霹靂。国民の皆様にいくら説明しても解ってもらいにくい。多くの方が『辞めろ』と言うなら…元々かじりついてもやりたいというわけでもない」

(記者)国民は8割が説明不足と言っているが、今後国民の声が変わればどうするのか?
(鳩山首相)母親から月1500万円という額を受けながら『知らなかった』というのは、国民の皆さんには理解しがたいことだと思う。信じられないというのも仕方がない。だが、事実を述べている。そのうえで「辞めろ」というなら、国民の声は尊重はする」

13 :名無しさん@十周年:2009/12/24(木) 20:37:09 ID:4K/PJ1t+0
■鳩山由紀夫首相の「政治とカネ」をめぐるこれまでの発言

「言うまでもなく、秘書の罪は国会議員の罪である。 ことに金庫番秘書ならなおさらである。 (中略)自身のためにも早く出処進退を明らかにされた方がよい」
(平成14年3月14日付の夕刊フジのコラムで。加藤紘一自民党元幹事長の秘書による脱税容疑について)

「日ごろ、他人には疑惑が生じたら本人が進んで解明に努力すべき、といっているのだから、自分に降りかかった火の粉は自分で進んで払うべきである」
(平成14年4月11日付の同コラムで。小泉純一郎首相のファミリー企業の口利き疑惑について)

「私は以前から鈴木議員に辞職を求めてきたが、(中略)議員の分身といわれている会計責任者の逮捕は、議員本人の責任であり、改めて強く求める」
(平成14年5月2日付で同コラムで。鈴木宗男衆院議員の秘書逮捕について)

「私は政治家と秘書は同罪と考えます。政治家は金銭に絡む疑惑事件が発生すると、しばしば『あれは秘書のやったこと』とうそぶいて自らの責任を逃れようとしますが、とんでもないことです。 (中略)秘書が犯した罪は政治家が罰を受けるべきなのです」
(平成15年7月23日付のメールマガジンで。土井たか子元衆院議長の秘書による秘書給与流用事件で)

「資金管理団体、政党支部の代表者は政治家本人。領収書の多重使用などは事務的なミスではない」
(平成19年9月7日、民主党本部での定例記者会見で。閣僚の事務所費問題が相次いで発覚したことを踏まえて)

「辞任は当然。むしろ出納責任者が逮捕された段階でお辞めになるべきだった」
(与謝野官房長官が、連座制が適用されるのは厳しすぎるのではと発言していることについて)

「選挙のお金を扱う責任者の連座は当然。官房長官の発言はおかしい」
(平成19年9月4日、民主党本部での定例記者会見で。小林温自民党参院議員の議員辞職を受けて)

 総理大臣と言えば日本の王様だ。 その王様が流した汗の始末を問われてつべこべと言い逃れをする。 それを2チャンネルごときに嘲笑われる。 近頃こんな矜持も志のかけらもない、程度の低い総理大臣は見たことがない。 これに比べれば、腹痛と下痢で総理の椅子を放り出した安部の方がまだマシだ。 早くやめた方がいい。 その方が日本のためだ。 でもそうなると闇将軍のお出ましか。 前門の虎、後門の狼、まさに雪隠詰めだな、日本は。       

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