【チベット・カイラス山トレッキング−終わり】8月26日(金) カトマンズ 停滞8:30 ホテル近くのキロイで朝食。 土産のネパール紅茶を買いに街中に。50g 180ルピーが最高。 気のきいたポシェット風の入れ物に入り、お土産には最適。12:00 サティーの現地人スタッフのお嬢さんと落ち合って買い物に。 世田谷ボロ市やバザー用の簡単な刺繍の入った木綿のブラウス(700ルピ)ーを買い込む。 嫁さんと御婆ちゃんにも一枚ずつ。 昼食、彼女のアルバイト先、日本料理屋、“ふるさとの味”で。“エベレスト50周年ビール”と日本語で書いてあるビールを飲み、しょうが焼き定食を食べる。 郷に入っては郷に従えなどと言いながら、最後はやはり日本食か。 昼寝の後、不足の買い物をしに単独で行動。 鉄平石に干支、経文を書き込んだ石版1100ルピーを購入。 店を冷やかしながら時間を潰す。 17:30 サティ現地スタッフとの打合せ。 現地側6人。 日本語堪能なラビーの通訳で今後の打合せ。 途中で停電、暫くして自家発電機稼動、事なきを得る。 19:00 終了。 雨、夕食、近くのキロイで済ませる。 ワイン、オニオンスープ、タンドリーチキンを食すも硬くて油気なく美味くなし。 日本人には向かず。 8月27日(土) カトマンズ→バンコック→成田6時に目覚まし、うつらうつらする。 ストーブでお湯を沸かすも、ボンベのガス容量ついに尽きる。 最高のタイミング。 毎朝コーヒーを沸かしたストーブだった。 幸いシャワーの熱いお湯が出たので髯を剃り、帰国に備える。朝食、今日はパン屋さんに。 焼きたてのパン、プレーンオムレツ、ヤクチーズ、コーヒーをベランダで。 雨は上がって気持ちがいい。 我々が座った直後、様々な国の若者が続々と現われ賑やかに食事。 近くに彼らが泊まる安宿があるとか。 1$で泊まれる宿も有るとか。 帰って、荷物の最終整理。 相変わらず一杯の荷物を無理矢理トランクに押し込むこととなる。 10:30 ジョティー、ラビー来館。 車で空港まで送ってくれる。 昨夜の雨のお陰で、空気が澄んでしっとりとしている。 喧騒感もなし。 空港使用料1695ルピー。 おせっかいを焼いて少しでもチップをせしめようと言う輩がうろうろ。 手荷物のチェック厳しく、ザックの中まで調べられる。 麻薬のチェックとか。 待合室で時間を潰す。 気のきいた免税店もなし。 サービス精神もなし。 儲ける気もなし。 13:40 空後発、機内はほぼ満員。 16:30バンッコック着。 時差1,5時間。 空港でバンコック2泊のK君と別れる。 これからはH君と二人。 23:10までトランジット。 時間潰しに軽食とビール。 荷物を預けて(1個 4$) 日本へのみやげ物調達に出かける。 免税店も沢山あり買い物を楽しめる。 薄暗いカトマンズの空港とは段違い。 23:10 バンコック発のタイ航空 便の機上の人となる。 これ又、満員。 ほとんどが日本人。 我々の様な薄汚いのは居ない。 さすがにプーケット島帰りは少ないだろうが。 流石に疲れたのか朝までぐっすり。 6時日本空域に入る。 予定より10分早く 8月28日 7:20成田空港着。 通関、検疫問題なし。 荷物も無事戻る。 H君と別れて、京成、JR、東武と乗り継いで11時、帰宅。 我々3人は夫々、この山、カイラス山に長年の想いを暖め続けていた。 学生時代に読んだ“スウェン・ヘディン”や“河口慧海”のチベット探検記にその山容を思い浮かべ、なんとか我が目、我が足で歩いてみたいものと。 飛行機を降りてから、車で更に10日間もかかる土地は世界でも僅か。 我々は様々な幸運に恵まれてチベット西部を歩くことが出来た。 しかも、ネパール人、チベット人、漢人の助けを受けながら、インド系ヒンヅー教徒と起居を共にするという、望んでも実現できそうもない経験まで。 それにしても、我々の周りに居た仏教徒、ヒンヅー教徒らの神への敬虔さ、生活のつつましさ、身内への愛情の深さは驚くほど。 小生のあまり深くない世界観が、又少し変わったように思う。 【完】
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