チベット・カイラス山トレッキング

【チベット・カイラス山トレッキング−その1】

■メンバー:桜、およびNPO サティ・ファンデーションメンバー2名
■期間:2005年8月7日〜27日
■行程: カトマンズ→ニャラム→サガ→バヤン→マナサロワール湖→チュウ・ゴンパ→ダルチェン
     →カイラス→デラブール・ゴンパ→ドルマ・ラ→ズルフク・ゴンパ→チュウ・ゴンパ→ニャラム→
     →カトマンズ

 8月7日(日) 成田 〜 バンコック

 今回参加者はネパールで教育、医療援助をしている NPO サティ・ファンデーションの仲間、K君、H君に小生の三人。 皆、同年令の63才。 H君は中学の同級生。 成田空港 第二ターミナル タイ航空スポット 9:30 集合。 成田発  11:00 TG461 便、 バンコク着  15:30 。 日本との時差 2時間。 空港近くの ラマ・ガーデン ホテル 泊。  美味い料理の食べ収め。タイスキを食す。  

 8月8日(月) バンコック 〜 カトマンズ

 バンコック発  10:30 TG319 便 、カトマンズ着  12:35 、 日本との時差 3:15。
ネパール滞在三日以内のビザ交付は手続き簡単。写真1枚だけ。 地元旅行代理店 エコトレック社 ジョディ社長の出迎え。車でダイナスティー ホテルへ、2年振り。

 8月9日(火) カトマンズ市内見物

8:00 朝食。ベーカリーの2階、アメリカンタイプ・フルコース。 9:00 市内観光。昼食、タイ料理美味し。
  
 今回のツアーはネパールのエコトレック社が主催する、“カイラス巡礼ツアー”にジョインさせてもらったもの。 午後、市内ホテルで顔合わせ。 参加者は18人。 内訳は、インド系米国人、英国人、インド人ら14人、アイルランド系米国人1人、それに我々が3人。
 インド系14人はすべてヒンドゥー教徒で、ベジタリアン(菜食主義者)。 勿論 酒、タバコ一切やらず。 夫婦三組、三人兄弟、二人姉妹、単独3人。 女性は計5人。 医者が2人は心強いが専門は分からず。 あとは大学教授、エンジニアなどかなり地位の高い階級の人ばかり。
カイラス巡礼は彼等ヒンドゥー教徒にとって一生に一度は行きたい崇高な旅とのこと。 日本で言えば四国四十八ヶ所巡りに相当するものか。
 米国人パトリックは20歳代のカソリック教徒。 かくいう日本人3人は仏教徒2人、神道1人、いずれも余り信心深くはなさそう。
メンバーの大半は我々も含めて年寄ばかりということ。
エコトレック社のスタッフはリーダーのラビー以下、コックまで入れて6人。 これに中国領内で中国人ガイドと運転手が8人加わり、総勢32名のグループ。

8月10日(水)カトマンズ(標高1300m→ニャラム(標高 3750m)

(走行距離140km、行動時間13時間、曇り、後雨 国境付近雨強し。日本との時差3:00、ネパールとの時差2:15)

 6:00 カトマンズ出発。マイクロバスにて国道を北上、8:30途中の町で朝食。 沿線は青々とした稲の棚田が続き、高度を上げるに従って森林地帯に入っていく。
 10:45 カトマンズから100km、 国境の町、コダリ着。(標高1750m) 国境は急流河川。 通関手続き後、12:00 徒歩にて国境(友好橋)を越える。(写真) 検疫所で殺菌剤?をベッタリかけられる。
 国境付近は両側とも通関手続きのトラックで長蛇の列、対向車の通過もままならないほど。 中国側検疫所〜ザングムでトラック横転事故発生とかで大渋滞。 迎えの車来ず、雨の中を歩き始める。 ひどい泥道を 30分ほど歩いたところで、トラック横転現場に至る。 その少し先に、迎えのトヨタ・ランドクルーザー到着。

 ザングム着14:15、標高2350m、通関手続き後、正式に入国。 ザングムは急斜面のジグザグ路に沿って商店、ホテルが建つ町。雑多で汚い街だが、国境の町らしい活況を呈す。 近くの食堂で昼食、まずいヌードルスープ。
 16:00発、いわゆる“中尼友好道路”(国道318号線、上海〜ザングム)を走る。 深山幽谷、鬱蒼とした森林帯の中、雨で大きな滝が出現した脇をヘアーピンカーブで高度を上げる。 亜熱帯から高山帯へ、いつの間にか、樹木がほとんどなくなった。

 19:00 ニャラム着。 ロッジ泊、3人部屋。 夕食21:00 (日没ごろ)、ダルスープ、トマトスープ、ライス、スパゲティ、オクラの炒め物。肉ッ気全く無し、先が思いやられる。 国境からニャラムまで40km、2000mの標高差を一気に稼ぐ。 いきなり、富士山の頂上に立ったようなもの。 高山病の前兆か、頭痛。 食後、ダイアモックス250mgの1/2錠、1日2回の服用を始める。
23:00就寝。夜半、偶然とはいえ、3人とも3時間おきに同時にトイレへ。

【ダイアモックス】
 ダイアモックスはメニエール病の治療薬として開発された。代謝を早める効果があり、血流を促す。 高山病の予防薬としても有効。 但し、利尿作用があり、頻尿に悩まされることとなる。


   【チベットの地図】

    (写真はクリックで拡大出来ます)
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