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Hap Py Birth Day はっぷぴいばーすでい 
DA・M新作公演
  私の欲望がだれかの欲望であるのなら、
         私の生もだれかの生であるのだろう 


歴史の瓦礫の中で、奪い奪われる「私」たち 祖父が、祖母が、
父が、母が、私が、そして子供たちが、いつ生まれたのか知らない
・・・夜の大火事、よく燃えていた家。なすすべもなく、ただたんに炎を見つめていた。

ようこそ、今日は私の誕生日!  
DA・M3年ぶりのプロト・シアター帰還公演。
新たに出会う5人のパフォーマーたちがカウントダウン!!!

 
●構成・演出 大橋宏
  ●出演 サキ
八重樫聖 
脇川海里
(ダンス:イマージュオペラ)
Tom Tong Sze Hong 
(Clash:香港)
Nelson Hiu
(音楽:香港)
 
  ●舞台美術  吉川聡一
山崎久美子
 
●制作
●広告宣伝
●協力

 
今井あゆみ
金丸悠児
松島仁美
綾原江里
●制作 芸術文化振興基金
●主催・制作 DA・M
Top ●日時 
  2005年3月 19日土 7時30分開演
20日日 5時開演
21日月 5時開演
 
  2005 March 19sat.  Start at 7:30pm
20sun.  Start at 5:00pm
21mon.  Start at 5:00pm
Top ●チケット・予約 
  全席自由・税込 前売り2200円  
当日2700円
学生 2000円(要学生証提示)
●インターネット割引
●Web 予約・問合せ
インターネットで予約頂きますと200円割引!
ご予約の方はメールにて以下を明記にて
お申込み下さい。返信メールをプリントの上
当日受付にてご提示下さい。
割引料金(2000円)にてご覧頂けます。
@お名前A日時B人数 ※学生の方は明記
Top ●会場 プロト・シアター
●マップ tel&fax: 03-3368-0490
〒169-0075 東京都新宿区高田馬場3-38-3 
http://www2.odn.ne.jp/~proto/

 
チラシ

 
Top ●出演者
サキ '75年より演劇活動を開始。'86年、DA・M創立に参加、現在までDA・M公演の主作品全てに参加。'88年より劇団活動と並行してソロ活動(シリーズ「夜と信号機」)を開始。同年、ニューヨークにてソロ街頭公演を行う。92年ソウルにて竹田賢一のパフォーマンス公演に参加。'99年、"ドイツにおける日本年"参加公演「ZEIT GEIZT」(日独俳優共同公演/岸本一郎演出)に出演。2000年韓国水原世界演劇祭、錬肉工房公演『カフカ』に参加。
八重樫聖 大学で絵を学ぶものの、企業経理という職に就き2年の会社事務員を経験。'80年、哥以劇場(主宰、演出家樋口隆之、作家岸田理生)入団により、演劇活動を開始。岸田理生事務所(主宰/作家岸田理生)、岸田事務所+楽天団(共同主宰/演出家和田喜夫、作家岸田理生)と、創立に参加し活動。'93年の退団まで33作品に出演。その後、元祖演劇乃素いき座、劇団ぼっかめろん、池田火斗志プロデユース、風琴工房、ん・ごま公演等の客演、企画公演を経、'96年3月、DA・M公演「Lesson」に参加。手強かったため、'96年以降DA・Mに参加、現在に至る。
脇川海里 舞踊家、振付家。イマージュオペラ主宰。1973年長崎県佐世保市生。社会人類学・詩学を経て、大野一雄慶人父子、笠井叡に舞踊を学ぶ。自身の活動をイマージュオペラと総称し、舞台空間を言語研究と舞踊の折衝の場としてとらえ、より総合的かつ根源的な舞台創造を目指している。作品に「トラクトア/トロープス」(ハイナー・ミュラー演劇祭参加作品)「この懐かしき蒸気」「死の病い、居留地にて」など。客演に、ライムント・ホーゲの「タンツゲシヒテン」(デュッセルドルフ)「戦争に放じられた身体」ほか。2005年4月、P.P.パゾリーニに触発された「油田」発表予定。
湯時康 俳優、演出家。1981より香港民主化運動にて大きな力を発揮してきた<民衆劇場>にて本格的に演劇活動を開始。1998年にClashを結成。街頭公演や、おもにイメージや即興を使う公演にて社会批評的な演劇活動を精力的に展開。1997年よりAsia meets AsiaにてDA・Mとの交流活動を深め、アジア演劇人との共同公演Unbearable Dreamsを香港、台北にて開催してきている。普段の生活ではいたって静かで温和である・・・
ネルソン・ヒュウ 中国系及び日系移民の4世としてハワイのホノルルに生まれる。ハワイ大学で民族音楽理論を研究。現在は香港在住。ピアノを中心に、中国フルートやシンセサイザーまで、多様な音楽に関心を広げながら、ミュージシャンとして国内・外でダンスやパフォーマンスとの共演活動を行っており、ギグや作曲などの様々な仕事も随時手掛けている。彼の人生は、生活も音楽も人間関係も心の在り様も感情も度重なる変容を経て、更に変容を続けている。
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  貴方の「誕生日」の記憶をお聞かせ下さい・・・・こちらへ

なお、匿名またはイニシャルにて以下への記載、および
当公演でのテキストとして一部を使用させて頂くこともありますこと、
 ご了承下さいますようお願い致します。

   

今日は
「私」の
誕生日!
幼少時の誕生日の記憶とのこと。ないなぁ。実際、驚くほどに皆無です。アタシは何やってたんでしょう。呆然。唯一、それに近い記憶は、妹が生まれる時のこと。。。両親とも病院へ行っていて、5歳の私は祖母と茶の間に布団を並べて寝ていたのですが、、、おばあちゃんの寝息と柱時計の時を刻む音を聞きながら暗闇の中で眠れずにいたこと。。。そして夢を見た。。。近所の見慣れた夜の風景。木の電信柱に裸電球が灯り、ぼんやり照らし出された路面には数え切れないほどのヒトの頭が、、、首から上の人間が地面から生えていた。。。不気味だったねえ。ヒトが生まれてくるということの得体の知れない不安が見せた光景だったのかなぁ。妹ができるということをあまり喜んでいなかったのかもね。そう言えば、その妹が幼稚園に上がった頃、初めて近所の子供たちを家に招いて誕生会をした。私は、張りきって準備して子供たちの接待した。よく憶えてないけど、、、いったいアタシは何やってたんでしょう
H.M.


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誕生日には、いつも母の作ってくれたフルーツケーキがあった。いや、我が家ではそういっていたが、ケーキが嫌いな私の為に母が考えてくれた、デコレーションケーキのように飾った、フルーツの盛り合わせだった。いろんな色の果物だった。ろうそくも立ててあった。春早い私の誕生日の頃、母はどうやって果物を手に入れていたんだろう?いつからフルーツケーキのない誕生日になったろう?

49歳の母の誕生日、夏、銀座の双葉でうな重を食べた。私の初めてのお給料でお祝いした。

小学5年。父の誕生日プレゼントに初めて男物の靴下を買った。
H.Y.

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誕生日の記憶では、自分のより、小学校の時、ちょっとお金持ちの友人の誕生会が記憶に残る・・・ちょっとおしゃれして、ご馳走を食べ、子供なりに普段よりちょっと背伸びする。偏食だった僕は肉や玉葱は大嫌いだったが、ハンバーグが綺麗なお皿にのっていた! 残すわけにもいかず、目をつむって何回も、飲み込んだ・・・その時からだ、ハンバーグが好物になったのは。大人になった今でもハンバーグは大好きだ。ホットドックが好きになったのも、その誕生会で出されてからだ。それからほぼ10年余の冬、誕生会の主人公はスキー事故で逝ってしまった。
H.O.

 

Top
  Rehearsal memo
Top 復活祭:記憶の復活祭、物の復活祭
鏡、プロジェクター、切り取られた光
洗濯物、靴、テーブル、衣類
嫌悪感、嫌いなものの提示
再生、病気、怪我
ケーキ、皿、ローソク、タイル、グラス
蝋燭で焦がす、髪の毛を燃やす
電球、影絵
現れとしては明るいような
負のイメージの美的消化
料理、その音、油の音
誕生日に呼ばれたゲスト客
歓待について
ラブレー、喜劇、洗濯
イラクでの結婚式への誤爆
生の歓待へ破壊が介入する
「われわれは祭りのあとに来た」プラトン「ゴルギアス」
「人間にとっていちばんいいのはうまれないこと。しかし生まれてしまったのなら、なるべく早く出て来た所へ帰ること」
ソフォクレス「コロノスのオイディプス」
捨てる/捨てずに拾い、抱え込む。生への執着、こだわり。
イメージ=罠。もがく、逃げる。
入力と違う出力
闘争したほうがいい
生がぐつぐつした状態
拒絶。すりよる拒絶。
風景でなく。
ローソクを吹く
自分の体を叩く、
指鳴らし
呼び掛ける「おーい!おーい!」
覚醒した時間ー充実した時間とは?
時間を追い込む
準備する時間、スコセッシ「タクシードライバー」
暴力への抵抗の準備。
勇気を出して生をつむぐ。
死刑囚の最期の時間:祈り、コーラン
インディアン戦闘準備の化粧

記憶のハッピーバースデイ
再確認、想起、「再現」、再活性化、再生
これでしかないという時間の限定(=意味化)。なんでもありではなく、これでしか




ないということ。
背中/背面、背いているということ
歯磨き
アンタッチャブルータッチャブル不可触/可触
それぞれの生の祝福
書く。呪文、遺書、脅迫文
だがペンがない。
念写
逆ブリッジ歩行
リップ塗ながら倒れる
異化、匿名化、ねじれ、デフォルメーション、秘密、奥行き
壁に向かうー禅
ゆらめき、生のゆらめき、ろうそく
溢れ出てくる生が、液状化、気体化していき、漂っている。
かそけき生、かそけきダンス
指、爪先
風のなぎのように、動きを寸断していく
歌う。
触る。
眺める。ノックする。

叫びを切断して、裏に入る
椅子を肩にのせる。子供。だれかの座る椅子
イスになる
回想
お菓子を積む
過去の自分と決別する瞬間
反る、うなだれる、座り直す
小さな身振り、小さな生
静かな時間
小さな録音テープを聴く
葬式をこわさずに、かそけき生が…
誕生日は葬式でもある
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誕生会を開いた。
一面、黒い海、ボート、点在する炎
悪霊
家族の誕生日を知らず、自分の誕生日も忘れる
祖父がいつ生まれたのか、祖母、父、母がいつ生まれたのか知らない。
小学生のとき、誕生会で、みんながわりかんで、望遠鏡を買ってくれたこと。
チョコレート
誕生日ケーキのなかの指
スキー帽のような包帯


風呂場ですべる
ハインリヒ・フォン・クライストがヴァンゼー湖畔で心中自殺した日。フライドチキ
ンの日。会津八一忌日
日付けについて。
イースター

ピエール・クロソウスキ−「歓待の掟」
火事
寮のある丘の麓の家が、夜に火事になった。みんなで見に行った。よく燃えていた家。
みんな、なすすべもなく、というか、ただたんに、炎を見つめていた。

私の欲望がだれかの欲望であるのなら、私の生もだれかの生であるのだろう。
今日は誰かの誕生日。


 既に限定されてしまっている空間・時間
 ひまつぶし
 何かへの準備/何への準備か?
  ここを出ようとする・出掛けようとする・留まり続ける事から脱出するための勇気の蓄積/震えを止まらせる事
 死蔵音を聞く時間。心臓音に耳を塞ぐ時間
 人形化
 腕/渦巻き/棒/
 座る・引っ張る・動かす・字を書く・揺する
 誕生日への発露としての言葉/動き
 顔に触る・体に触る/生きているのか
 崖を飛び降りる/進んでみる
 OPEN YOUR EYES
 記憶で自分を確認する
 絶望と希望と間のブランコ
 ただのきおくのへや/がらすのかんしょく/かみのかんしょく/みず
 目を閉じても世界は消えない/「目を閉じさえすれば良い。すると人生の向こう側だ」
 髪を毟る/鼻を?む/顔の毛を剃る(まゆ/ひげ)/足の毛を剃る/化粧/着替え/ストキングを履く、脱ぐ


エピソード/誕生日/再生
 生についての断片=極私的ミクロコスモス=かそけき生への視線
 ※朝、顔を洗い、生まれなおす
下地 行為・動きの中断と再会
 生の断念の蓄積
  中断=断念  客=誕生パーテイの参加者、招待客
         上演=誕生パーテイ
 誕生日へ向かっての時間なのか?
 ここは、歓待の場か、歓待の準備の場か?
汚し
 等身大の身体への汚し 綻び 震え NOISE noisy 仮装
 傷ついたものの身体の逸脱

かそけきもの(走り書きではなく、微かなもの)7割/快楽的時間3割
構造をはっきりさせない/互いに同時に存在し続ける/エピソードと即興空間は分かれたものでなく

"物" が立ち現れてくる/物の記憶
 物を主人公にする事もできる
 発掘作業=忘れられた物たちの叫び 「今日は物の復活祭」
3人は無名の誰かを想起させる媒介者

既に限定されている生
 かそけき明かり 鋭光/暗闇との屹立 こぼれる明かり
  記憶に沈み込む時間/思い出す
  ボワーッとしてるからこそ強い身体の必要

虚構からリアリテイを紡ぎ虚構を構築する
空間の液状化
心臓音のリズム 速くなっていく時間/ゆっくりしてゆく時間
 鼓動を垂れ流したり、速めたり、眠り込ませたり
だらしない公演 垂れ流すエピソード/リズムのないもの/わかり難さ
嫌悪 破壊 暴力  負のイメージを明るさで返す
 視覚化の際に明るい色を
タイル、皿、ケーキ、ろうそく、グラス、ネオン管
料理 堆積してゆく行為
生の勧誘と死へへの破壊
 
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