my favorite things

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大丸ミュージアムの「内藤ルネ展」に行って来ました。
私と同世代の女性なら誰しも心躍らせたことのある、可愛い女の子の絵、衣装や人形の再現、デザイン画、原画、キャラクターグッズ、内装インテリアなどの多くの作品が展示されていました。陶器でできたビリケン人形やパンダ人形、兵隊さんの貯金箱、いちご模様のポットなどは私もいくつか持っていたことがあり、懐かしくて思わず「ふふふ・・」と小さく笑ってしまいました!
内藤ルネは、中原淳一に見いだされ、「ジュニアそれいゆ」をはじめとする少女雑誌のイラストや、キャラクターデザインで一世を風靡しました。今回初めて知ったのは、かの「薔薇族」の表紙絵を描いていたということ。それと、可愛い少女の絵とは対照的な退廃的な絵もいくつか見ることができました。明らかにアンリ・ルソーの影響を受けたと思われる「少女とライオン」や魔女と少年の物語の絵などは、幻想に満ちた絵でした。「薔薇族」の表紙絵の少年達は、美しく又エロチックでもありました。ルネさんの心の中は、自身の描いた可愛い少女そのものであり(ルネさんは男性です)、「薔薇族」の美少年たちは理想の愛する男性像だったのではないか、と個人的に思います。
スタイル画の余白部分には、繊細で心細やかな優しいことばに彩られています。ルネさんは、残念ながら2007年に75歳でお亡くなりになりました。近年、若い人の間で静かなブームとなっているそうです。
大丸の8階に、なんと私の大好きな「イノダコーヒー」のカフェがありました!やっぱりイノダのコーヒーはおいしい!初めから、砂糖とミルクを絶妙なバランスで入れてくるのがイノダ流なんです。
内藤ルネ展
2010年2月1日月曜日