Rotterdam, Netherlands [September, 2001]

Amsterdamで学会があり、9-11の直後とあってガラガラの飛行機で飛んでいきました。日曜日を利用して遠出し、この国で二番目に大きい街Rotterdamへ。ちょうどBoschの大展覧会が開かれていて、これを見逃す手はありません。Boschを観るついでに学会に行ったと誤解した向きもあったようですが、標準化会合など学会以外にも大事な用件がありました。
 この街のボイマンス美術館はBoschの作品を複数保有していて、"蕩児"や"カナの結婚"など、見るべき作品があります。画家の生まれた国で初めて作品を所蔵する美術館になったのを記念して大展覧会を開くことにしたのだそうです。ついでに、この美術館でもう一つ著名な作品はブリューゲルの"バベルの塔"です。
 翌週、Viennaで週末を過ごしました。美術史美術館に行って、確かにここのBoschがRotterdamに貸し出されているのを掲示で確認。疑っていたわけではありませんが、完璧を期したつもりです。
 Amsterdamの中央駅で切符を買うのに手間取りました。"Rotterdam"が通じないのです。後ろのdamを強調しないといけないと、何度かの試行錯誤の末に理解しました。乗った電車が空港駅で運転打切りになってしまい、後続の電車に乗り継いで予定より30分ほど遅れて、中央駅に到着。ここから地下鉄を乗り継いで美術館に向かいます。  地下鉄を降りたら、すぐに展覧会のポスターがありました。こっちに歩けと言わんばかりの標識もあって(?)明快です。
 Boijmans van Beuningen美術館に到着。少し周辺を歩いて街の様子を眺めました。
 美術館の入り口。大きなポスターで埋め尽くされています。  ポスターの拡大。Boschの絵に出てくる生き物がモザイクになっていました。
 館内は撮影禁止、日曜日とあって入り口に行列ができていましたが、館内は勝手気ままに歩き回ることができました。これだけの点数を一挙に観る機会は二度とないと覚悟し、丹念に観て歩きます。途中cafeで給油もして、達成感に包まれて下界に。
館内で日本人を見かけなかったのは、意外なような自然なような。
 地下鉄の駅に向かいます。やっと周囲の景色に目がいくようになりました。
 
 地下鉄のEendrachtsplein駅に到着。来たときと逆に乗り継いで中央駅に戻り、Amsterdamを目指します。  もと来たrouteはまだ何か問題があるらしく時間通りに運行していません。もう少し内陸側を走るrouteでも帰れるので、そちらの電車に乗り込みました。車窓には、一段とひなびた風景が広がります。

 左はこの展覧会をきっかけに出版された本です。

出展されていなかった作品が入っているかと思うと、"complete"と謳っているにしては収録されていない作品もあって資料的な価値には疑問符がつきますが、記念品として手許に置いてあります。
現地では見つけられず、帰国後数カ月経って入手しました。
 美術館の中で相当な距離を歩いたはずですが、帰りの電車に乗っている間に元気を取り戻しました。約束していたdinnerにも間に合い、充実した一日でした。翌週、米軍の侵攻のとばっちりでさんざんな出張になるのですが、この時点では知るよしもなく、翌日からの一週間を学会に集中していました。
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