Prague, Czech Republic [September, 2009]

 二日目は午後からウィーンに移動です。空港に行って、手荷物検査がどうという手間を惜しみ、特急列車を使うことにしました。列車はドイツからチェコを経てオーストリアへ。終点のウィーン南駅まで5時間余りの旅になります。
   街歩きに午前中しか使えませんが、美術館や博物館はたいてい10時開館。大きなところは回りきれないと判断し、行き先を選定しました。最初に向かったの は、ドン・ジョヴァンニが初演されたエステート劇場。映画Amadeusの撮影にも使われた場所です。外から見るだけなら時間を気にする必要もなく、少し 迷っただけでたどり着きました。
 まだ少し時間があるので、川沿いの景色をもう一度見ておくことにしました。この街の地下鉄駅は深いところにあるようで、長いエスカレータがかなりの高速で回転しています。慣れるまで、ちょっと怖いくらいです。  昨日も前を通ったルドルフィヌム。マーネス橋の旧市街側にあります。ここはチェコフィルの本拠で、多くの録音が残っています。私がこのオーケストラに親しんだのはアンチェルの時代で、プラハの春の映像が以前はDVDで売られていました。
 市電の通るマーネス橋。遠景はプラハ城。  少し川上の対岸にエッフェル塔の模型と昨日の気球。
 もやっていますが、ともかくカレル橋。そろそろいい時間になったと、また地下鉄でさっきの駅に戻ります。
 また塔をみつけてしまいました。Jindrisska塔と言い、15世紀に監視塔として建造され、今は10階建てのrestaurantになっているそうです。
 大きな建物は中央郵便局。ミュシャ美術館のある交差点に面しています。  さっき正面から見たエステート劇場の背面も撮影。
  昨日の夕食の際に、入場券をもらっていたこともあり、ちょうど開館時刻に到着したミュシャ美術館には、すんなり入れました。予想以上にこぢんまりした美術 館で、人が少ないこともあってあっけなく退場。次は、同行者の希望でキュビズム美術館の売店へ。幸い、衝動買いする商品もなく、ここも短時間に通過しま す。
 何と、昨夜どうしても見つからなかったrestaurantを発見してしまいました。あと数分まっすぐ歩いていたら行き着いたのだったと判明。  これが、旧市街の聖ミクラーシュ教会です。   ちょうど、旧市庁舎の天文時計が動き出す時刻でした。広場は人の波。
 
 窓から人形が見えています。ミュンヘンの旧市庁舎の時計と同程度の控えめな感動でした。 天文時計の塔の上部。展望台になっていて、身を乗り出して撮影している人がいます。ここからcameraを落としたら、確実に凶器と化すでしょう。
  
Hotelに戻る途中、昨日夕食に行ったcafeの前を通過。暗くて気づきませんでしたが、大きな建物でした。
その後、ここは市民会館だったと判明しました。失礼しました。
  Hotelで荷物を受け取り、Holesovice駅に向かいます。当初は地下鉄を乗り継いで行くことにしていましたが、駅の設備が期待はずれとわかった ので、taxiに切り換えます。ぼられないようにhotelで手配してもらい、金額を確認した上で出発。すんなり着いたのはよかったのですが、列車は20 分遅れとのannounceがありました(最初にモルダウの一節が流れるのが、心地よいものです。鉄腕アトムなどよりは、はるかに上品)。昼食の買い物を 駅ですませ、CZKの残額をzeroにします。

 特急は空いていて、18EUの指定券を買うこともなかったとわかりました。この程度の保険は許容されるでしょう。席がないまま5時間というのは無謀です から。途中のBrno駅の手前で、線路際に巨大な冷却塔を見かけました。帰国後の調査で、Dokovany原子力発電所と判明。チェコにはもう一つ Temelin発電所というのが南の方にあるそうです。
 結局、終着駅に着いた時点で、ほぼ30分遅れ。幸い、土地勘のある街なので、暗くなっていても問題なく定宿に入れました。
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