Crete, Greece [April, 2004]

 この出張はUS西海岸で一週間を過ごし、そこからギリシアのクレタ島での会合に出席、翌週はEU圏内の顧客訪問という日程でした。仕事でクレタ島に行けるとは思っていませんでしたが、いい話ばかりはないもので、連日のにわか雨で空と海の色を楽しむこともできず、かろうじて午後の空き時間にクノッソスを訪れただけで終わっています。
意気込んで参考書を買いましたが、ほとんど役に立ちませんでした。自由時間が少なかったのと、天候に恵まれなかったためです。
 実はここにたどり着くまでに、冷や汗をかいています。USを離れる前日の朝、たまたまticketsを眺めていてSFO-FRA-HERと飛ぶ経路の後半(FRA-HER)が別の日付になっているのに気づきました。どうして乗らない日の予約が入ってしまったのかわかりませんが、このままでは目的地にたどり着けません。急遽、もよりの空港に駆けつけてSFO-FRA-ATH-HERの経路で予約を入れ直しました。
 Star Allianceの世界一周ticketを持って
いましたが、経由地の数が足りないなど要求条件を満足していないと旅の途中で文句を言われたりしました。
 朝のFrankfurtに到着。乗り継ぎ便のgateはまだ無人です。少し歩いてラウンジで時間つぶしをしようとしたら改装のため閉鎖中とのこと。リンゴと飲み物をもらってすごすごと元のgateに。おかしな予約の運のなさがまだ続いている感じでした。乗り継いだ便は珍しく窓側の席。
 アテネに到着。もう夕方ですが、ここからさらにAegean airlinesで島に向かいます。今はLunthansaの傘下でStar Allienceに加盟していますが、当時は独立だったので、check-inの際に薦められるままmileage planに入会してしまいました。
 機内では、救命胴衣の装着法の説明を初めて最初から最後までちゃんと聞きました。
 会議で一緒になったドイツの仲間も同じことを言っていましたが、そのくらいギリシア美人の印象が強かったと言うことです。
 一夜明けてhotelの部屋から。何のことはない、雲が多くて空の色も海の色も期待とは全く違います。  屋上の鉄骨は増築に備えてのものでしょうか?
 Hotelに缶詰状態で会合が続き、やっと最終日の午後に自由時間ができました。数人の仲間とtaxiでクノッソス宮殿へ。後からわかったのですが、出土品の大半はArchaeological museumに展示されていて、宮殿はその残骸をとどめているだけ。一通り歩いてみたものの、特別な感動はありませんでした。

 会合の続きがあるので市内の博物館に立ち寄る時間はなく、そのままhotelに帰還。
 何とも物足りないクレタ島滞在でした。せめて乗り継いだアテネで街を歩く時間があればよかったと思います。それでも会合自体は内容が濃く、この後数年にわたって何度も出張してくるきっかけを作ってくれたには違いありません。人脈が拡大したのも大きな成果でした。
 帰路は別の航空会社でちゃんとHER-MUCの直行便。これがLCC機材で最前列までeconomy席でした。
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