Budapest, Hungary, Part 1 [September, 2009]

 
 ウィーンからの特急は30分以上遅れて東駅に到着。この街もtaxiは危ないと聞いていたので、客引きの声を無視して地下鉄でhotelに向かうことにします。駅で両替をすませ、地下鉄への乗り換え通路を探すのですが、一向に見つからず、標識もありません。結局、鉄道の切符売り場に訊きに行き、連絡通路は工事中なので、一度地上に出て再度地下に潜るしかないことがわかりました。
地下の通路に机を置いて座っていた係員らしき人から一日乗車券を購入。改札で目を光らせている係員からとがめられることもなく、2号線に乗り込み。さらに1号線に乗り換えて一駅。終点がhotelの最寄り駅です。方角がわからないので、PND(Personal navigation device)を引っ張り出し、hotelまでの道案内をしてもらいました。威力満点!
 Hotelは全室ドナウ川が見えるのがうたい文句。確かに川は見えますが、王宮の丘は建物の陰です。まずは、hotel前の石畳の歩道に三脚を立て、夜景の撮影に挑みます。ここは散歩している人も多く、治安に問題なしと判断。くさり橋の電球がきちんと判別できるのを基準に画像を選別したところ、意外に歩留が悪いことがわかりました。cameraの液晶画面で確認するだけでは限界があるようです。
翌朝わかったのですが、Hotelと川の間は、石畳の歩道→市電の軌道(手前に写っている手すりの向こう)→一段下がって車道→川沿いの歩道という構造になっていました。
 
 一夜明けてhotelの窓から。右の出っ張りが邪魔で王宮が見えません。右は、朝食後、前の道路に降りて撮ったもの。空が明るくなってきました。

何となく圧縮された印象のあるShakespaereの像。碑文の英語部分を撮影してきました。地下鉄の最寄り駅に向かう途中です。
 ずさんな日本のguidebookには"一日券は買った日だけ有効"と書いてありますが、裏面の英語の説明を読むと、買ってから24時間となっています。かくして、昨夜買った切符がまだ使えるのでした。このままでdinnerの往路までをまかなう計画が成立。
 今日はちょっと違う趣向を持っています。まず地下鉄で向かったのは聖イシュトヴァーン大聖堂。建国1,000年記念で張り切ったようですが、ともかく大きな教会です。これなら迷いようがないと言いつつ到着。ちょうど入り口が開放された時間でした。
 堂内の荘厳さに圧倒されます。ストロボ禁止のはずなのに、あちこちで閃光が見えるのは何とも...。

 光はともかく、堂内に響くオルガンの音が気になり、音源を探し回りました。残響場になっている堂内は、音源の特定がままなりません。ようやく見つけたところが左下の画像です(鮮明にすべく、強めの補正をしています)。学生時代、残響場をテーマにしていたので、こんな環境では音響屋の血が騒ぎます。

 この先、高いところに行く予定があったので、展望台に上がるのはやめました。地下鉄の駅に戻って、川岸を目指すのですが、どこかで方角を取り違えて一つ先の駅まで歩いてしまいました。
 道を間違えて通りかかった博物館。何だかわかりませんでしたが、National Lutheran Museum (Local Name: Evangélikus Országos Múzeum)でした。これはわからないはずです。  地下鉄一号線の車両。Londonに次ぐ歴史を誇る存在。聞いていたほどおもちゃ風ではなく、十分にちゃんとしたものでした。鉄の支柱が歴史を語ります。今回の滞在では、ほとんどの移動がこの路線で間に合いました。
 市電が通りかかったので撮影。Vienna同様細面の車体ですが、やはり赤いのが好きです。  効率よく景色を眺める手段として、遊覧船に乗ることにします。一時間で3,000Ft弱というもの。音声guideとWelcome drinkがつきます。絶対値の多寡を棚に上げて、Pragueよりまっとうな商売をしていると感じました。
 乗るべき船がやってきました。背景の丘には後で登ってみる予定です。  12カ国と見事にMulti lingualの音声guide。各端末へはFMで飛ばしているようでした。
 遊覧船はまずドナウ川上流に向かいます。見えてきたのがくさり橋。後ろが王宮の丘。  くさり橋をくぐります。
 マーチャーシュ教会の塔は修復中。その前の白い円錐群が漁夫の砦。
 右がSaint Anna教会。左はKalvanist教会。
 王宮です。統治の歴史を反映した二層構造になっています。
 眺めていると音楽が聞こえてくる気のする国会議事堂。水平方向の傾きを補正してから、歪補正をしてみました。
マルギット橋にさしかかりました。ここで船は回頭し、流れに沿って下ります。  橋脚のレリーフを見落とすなと音声ガイドが指示します。
 こうなると、まるで絵はがきです。
 橋と王宮。  面白い建築物ですが、何だったか覚えていません。
 Erzsebet橋。かのエリザベート皇妃ですが、エルジェーベトと読むようです。  橋のたもとから石段を登るゲレールトの丘。ところどころ橋や石段が見えています。
 エルジェーベト橋の向こうに王宮の丘。  次の橋はSzabadsag橋(自由橋)。初めはフランツ・ヨーゼフ橋(エリザベートの夫)だったのに、不人気で改名したのだとか。この角度で見ると、ゲレールトの丘は結構険しそうです。
 歴史を背負った工科大学。河岸に沿って広大な敷地が広がります。
 丘の麓の温泉(?)。  左がhotel。対岸の王宮が見えない部屋があるのが理解できます。
 まだ昼食も摂っていませんが、すでに十分長くなったので、ここで一回切ることにします。遊覧船を降りて、市電に乗り、エルジェーベト橋のたもとに移動。歩いて橋を渡り、ゲレールトの丘の麓まで来たところから、続けることにします。




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エルジェーベト橋の裏側  自由橋の裏側
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