ひるこ

 

オノコロ島へ降り立ったイザナギ・イザナミの二神は
 
それぞれの凹と凸を合わせて
 
国を生む事にしました
 
天のみ柱を立てイザナギは左回り
 
イザナミは右回りで天のみ柱の周りを回り
 
イザナミがイザナギへ『本当に愛しい方ですこと』と呼びかけ
 
イザナギがイザナミへ「何と可愛い娘だろう 」
 
と呼びかけて子供を産みました
 
しかし女性であるイザナミの方から声をかけたのは作法が間違えていたので
 
生まれてきた子供は三歳になっても足腰の立たない子供でした
 
そのために二神はその子を天の磐楠船に乗せて流してしまいました
 
天の磐楠船はその名の通り楠でできてました
 
船材の楠が根付き森になりました
 

 
 
その森はイザナミが哀れな子を思い嘆き悲しんだので
 
「嘆きの森」と呼ばれています
 
流した天の磐楠船(あめのいわくすぶね)が流れ着いた所に在るのが蛭児神社
 
鹿児島県霧島市隼人町
 

ヒルコノ尊のヒルコは漢字では「蛭児」と書きます
 
足も腰も立たず手足も無かったので
 
ヒルの様だったので蛭子と名づけられたと言われています
 
中世以降はエビスと呼ばれるようになりました
 

 「えびす」様です
 

古事記と日本書紀では書かれ方が全然違う神様です
 

流れ着いたと言う伝説の地もイロイロです

 
 

 

◆ 古事記に戻る 

 
 
 
 
 

 Copyright(c)2020 cocoro,All Rights Reserved