Title9-3.GIF (2758 バイト) Eurasia2010  

Middle East(中近東) 2003 gya_l_bg.gif (1060 バイト)     gya_r_bg.gif (1063 バイト) Eurasia2014年(仮)

ロシアのクリミア侵攻前

 概略
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 2010年  ヤヌコーヴィチが大統領に選出されると、憲法裁判所は2004年の改憲を違憲としたが、
  2014年2月18日  約2万人のユーロマイダン(尊厳)運動の抗議者はウクライナの2004年の改憲を復活させるよう求め、ウクライナ議会へ進んだ。デモ参加者と警察が衝突、死傷者多数。
 2月22日  抗議者がキーウを実効支配しており、ヤヌコーヴィチ大統領がロシアへ亡命。ヴェルホーヴナ・ラーダはヤヌコーヴィチ大統領の弾劾を決定、5月25日に大統領選挙を行うことに反対なしの賛成328票を得た。ヤヌコーヴィチはウクライナでの出来事はクーデターであるとし、1930年代に台頭した国家社会主義ドイツ労働者党と比較した。
 2月23日  暫定大統領としてオレクサンドル・トゥルチノフが議会議長より選出された。ユーロマイダンの抗議者により少なくともレーニンの銅像25体が破壊されている。
 2月24日  ヤヌコーヴィチ元大統領に向けた逮捕状が新政府により発行された。クリミアでは親露派の政治家・活動家による集会が行われ、ロシアに対し、勢いの増すウクライナの「ファシスト達」からクリミアを守るようにと要求した。
2月27日 ウクライナのクリミア自治共和国にて、武装勢力が地方政府庁舎と議会を占拠。翌日に首都の空港が占拠される。ロシアは否定しているが、この武装勢力はロシア軍である可能性が高いとみられた。
ロシア系武装勢力が占拠する中でクリミア議会はアナトリー・モギリョフ自治共和国首相を解任し、親露派のセルゲイ・アクショーノフを新首相に任命した。クリミア議会による自治共和国首相の解任・任命は自治共和国憲法で規定されているウクライナ大統領の同意を得ていないことや、首相解任・新首相選出はロシア系の武装集団が議会を封鎖する中で非公開で行われ、出席議員の数は定数の半数以下だったとの批判が出ているため、正当性が問題視されている。
  3月1日 クリミアのロシア系住民がロシアの庇護を求めるに応じて、ロシア上院はロシア軍がウクライナおよびクリミア自治共和国で、同国の社会、政治情勢が正常化するまで軍事力を行使することを承認した。
ロシア軍はクリミア半島の一部の施設を占拠して半島を実効支配
アメリカのオバマ大統領はロシアのプーチン大統領と電話会談を行い、強い苛立ちを表明した。
  3月2日 ウクライナ海軍総司令官デニス・ベレゾフスキー提督が親ロシア派のクリミア指導者に投降した。
G7(仏米英独日伊加)首脳はホワイトハウスを通じてロシア政府の軍事介入の動きを非難し、同年6月にロシアのソチで予定されているG8サミットに向けた準備会合へのボイコットを発表した。

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