木造の校舎で、衛検1期生から臨検5期生まで使用しました。 一階に教室や教務があり、二階に実験室がありました。
国立大阪南病院は、昔、陸軍幼年学校があった場所に建てられました。 陸軍幼年学校時代にはこの様な建物が、広大は敷地に櫛状に建っていました。それが国立大阪南病院に転換された時、各病棟となったのです。 そして、その一部を検査技師学校として使用されることになりました。 ですから、建物の半分を学校に、残り半分を結核病棟に使っていました。 陸軍幼年学校の建物としては、最後まで残っていたものとなります。
病院の正門から入って直ぐ左に建てられました。 鉄筋4階建ての校舎で、臨検3期生から最後卒業生となった臨検29期生まで使用しました。
ご覧の様に吹き抜けの構造になっています。 最初の青写真ではちゃんと壁が有ったのですが・・・。 予算の関係上、設計変更されて壁がなくなったと初代の教育主事の松島先生からお聴きしました。 ですから夏は暑く、冬は寒く、雨は降り込み・・・。 でも、とっても開放的でした。 最後の数年前に改築され、階段に壁が設置され、教室にも冷房設備がやっとつきました。
病院玄関前から撮った写真です。 な!な!なんと! 我々の母校の建物は跡形もなく消え去っていました。 現在、国立大阪南病院は大規模な施設建て替え工事の真っ最中なのです。 母校は病院の駐車場確保のため取り壊されてしまったのです。 そして、跡地には3階建ての立派な駐車場が出来ていました。
元学校玄関方面を撮った写真です。 唯一、残ったのは病院のシンボルツリーの楠(くすのき)だけでした。
検査科の横にあったディケアー棟から撮った写真です。 んーーっ! 立派な駐車場! やはり技師学校の建物は跡形もなく消え去っていました。 (T_T)
なお、新しくなった大阪南医療センター( 旧 国立大阪南病院 )は、施設紹介のページをご覧下さい!
→ 大阪南医療センター