Report

熱血体育教師がつけていそうな、高価だけど使えない笛

今回のイタリアへの旅は勉強を目的として行ったわけで、家からも研修費として10万円もらったし、この話に推してくれた金工青年会からも餞別として2万円もらった。あとは、親戚からも餞別をもらった。めちゃもらったやん助かるわあ☆☆という軽いノリでは無い。このうちの半分は自主企画研修という、1日だけ自分の分野の工房を自分で見学しに行くという日があって、その日の1日の通訳代に消えたし、後の半分の半分くらいは交通費や先方へのお土産代に消えた。そして残りは、こんなものを作ってたよというのを持って帰りたかったので、そこの商品を買うのに使った。泣ける。もらってなかったらマイナスだし、本当にありがたかった。身にしみて感謝してます。

自主企画研修では、宝石のトリーニ社と、銀器のイルレオー二社の2社にお邪魔した。そして、そのうちの1社トリーニ社の商品を買おうと思って、ドゥオーモの横に建つトリーニ本店に入った。まず、イタリアの宝石屋さんというのは店に鍵をかけている。庶民は入りにくい雰囲気が満々だ。けれどもこの日は、通訳さんを雇っているのだ。勇気を出して入ることにした。想像通りだけど想像できないケタの価格の宝石が並んでいた。それに比べるとシルバーのものは安い安い。もちろん私は、隅に追いやられているシルバー製品を買うことにした。

トリーニ社のマークが気に入っていたので、それが入っているものしたかった。そこでふと目に付いたのが、ホイッスル型の何かだ。何かはよくわからない。でも鳴ったらうれしいなと思って、お店の人に「鳴るのか?」と聞いたら、「きっと鳴るわよ」と言っていた。それを信じて買ったのだが日本に帰って鳴らしてみると、残念ながら鳴らなかった。ホイッスルのことを除けば、見学はとても楽しかった。

 

トリーニさんと
トリーニさんと
イルレオーニさんの娘さんと
イルレオーニさんの娘さんと
Back