佐世保港監視・抗議行動速報63
佐世保原水協・佐世保市平和委員会

 12月5日(水)天気:晴れ

06:55 弓張り下、港中央なし。立神港内にフォートマクヘンリーとセーフガードが見えない。
前畑ゲート前:今日は確認していない。
07:10 監視ポイントにつく。
赤崎岸壁:1号岸壁に米原潜「ポーツマス」。2号岸壁に船体下部が赤、上部が黄色のタンカー(?)。3号岸壁には、今日は何もいない。
米原潜警備の巡視艇は、昨日のCL90からCL261に交代している。
07:25 米軍小型ボートが沖から平瀬に。
07:30 海保の白い小型ボート(3人のり)が沖からきてCL261に接近。人の乗り換えを行ってまた沖に向かう。
07:50 海自油支援船YO24が倉島から沖へ。油をいっぱい積んでいる模様。
補給艦さがみが煙をあげる。
08:00 朝礼ラッパがなる。そして「君が代」が今朝も流れる。固定するのだろうか?
08:05 油支援船YO30が倉島から出てくる。海自支援船YT84、やや遅れてYT78が倉島から立神へ。
米軍支援船FAS4FAS11の2隻が平瀬から沖へ。一隻は前畑へ。もう一隻はさらに沖へ。
08:15 軍艦マーチが流れる。(立神桟橋)
08:20 YT84YT78の2隻が補給艦さがみを引き出しにかかる。
同時刻、米軍支援船1隻が平瀬から赤崎岸壁へ。米原潜近くに。
08:26 YT84YT78がそれぞれ仕事を終え、倉島に引き返す。さがみは自力で前進をはじめる。やがて港口へ消える。(8時46分)
08:29 沖合に、セーフガード(?)らしい船形をした船が港口へ向かう。
08:35 PILOT船(佐世保みどり)が前畑岸壁のところまできて、一人を乗せ込んで鯨瀬(倉島?)の方へ。
08:43 FAS小型ボートが沖から赤崎へ。さっき平瀬からでた米軍支援船がずっと原潜のそばに待機していたが、同原潜の回りを回り始めた。ロープをはずすかなと思ったが何もせず、再び平瀬方面に引き返した。
08:58 米軍小型ボート(25)が沖から平瀬に。
09:00 縄ばしごがはずされている。(原潜ポーツマス)。艦橋前方の青いシートがはずされたたまれている。しかし、回りには動きそうな気配はない。
09:04 海保巡視艇LS210しまひかりが鯨瀬(倉島?)から出て沖へ向かう。
09:10 放射能測定船(MS02)が出動する。鯨瀬(倉島?)から沖へ。
同時刻、米軍支援船(FAS14)がポーツマスの回りをまわる。オイルフエンスをはずのかなと思ったが、何もせず、原潜から離れた。
09:46 放射能測定船(MS02)が沖からまっすぐ原潜にところに直行。しばらく周辺にいたがやがてまた離れた。
10:10 県警の警備船「長10」が倉島から出動。
10:10 監視終了

午前10時10分時点の佐世保港にいる艦船の配置状況
港中央付近  
赤崎岸壁 米原潜ポーツマス、タンカー?
立神港区 強襲揚陸艦エセックス、揚陸艦ジャーマンタウン、掃海艦パトリオット
海自立神桟橋 イージス艦ちょうかい(176)、護衛艦さわかぜ(170)、護衛艦ゆうだち(103)、補給艦さがみ(421)
倉島岸壁 護衛艦おおよど(231)、護衛艦とね(234)、掃海艇ひめしま(665)、掃海艇おぎしま(666)、掃海艇なおしま(684)、掃海艇もろしま(667)

抗議行動
12時10分から京町アーケードで街頭宣伝。【山下千秋】

日本参戦を阻止するキャンペーンNo.23
勝手気ままな米原潜の入出港を許していいのでしょうか
いつはいるのか、いつでていくのか、市民には目隠し

 一二月二日、米原子力潜水艦「ポーツマス」が佐世保に入港しました。今回も市民にはまったく情報は提供されませんでした。明らかにすればテロ攻撃にあう危険があるという理由です。
そんな物騒な米原潜であるのなら、原潜の佐世保入港そのものを「お断り」すべきです。

 米原潜は市民の安全を脅かす元凶
 はっきりしたことは、米原潜入港が佐世保市民の安全を守ってくれるのではなく、事故の心配もあれば、核兵器持ち込みの懸念もあれば、そのうえにテロ攻撃にまきこまれる心配もあるなど、市民に大きな安全の脅威を与えるものでしかないということです。

 なし崩し的事前連絡・公表制度の廃止
 アメリカのねらいはこのまま佐世保を何の制約なしに米原潜の自由使用港にしてしまうということではないでしょうか。
「戦時体制には核搭載可能艦には再配備する(91年アメリカの核政策)」というなかでの、米原潜佐世保帰港は、核兵器が持ち込まれている危険性が強いとみなければなりません。だから、「いつはいるかもでるかも」その情報を明らかにしないということではないでしょうか。
 核兵器はどうなのか、市長は政府に問いただすべきです。市長は佐世保市民の知る権利を勝手に侵してはなりません。ただちに今まで通りに市民に公表すべきです。