佐世保港監視・抗議行動速報60
佐世保原水協・佐世保市平和委員会

 12月2日(日)天気:快晴

07:42 前畑岸壁監視ポイントにつく。
昨日まで赤崎岸壁に接岸していた米軍の白い船がいない。
08:00 朝礼ラッパがなる。それに続いて今度は「君が代」が流れた。(皇族の祝い事か)
同時刻、倉島より海自支援曳船YT84YT78が出てきて、立神に行き、YT78は黒のクッションボールを押して、1号桟橋から2号桟橋のイージス艦こんごうの左奥にもっていき、そのまま倉島に戻る。YT84は補給艦さがみの後方にしばらく停船していたが、7分後に倉島に戻る。何のために出てきたのだろう。意味不明。
その後、動きはまったくみられない。
08:45 監視終了。
ところがそのあと、米原潜(ポーツマス)が午前11時頃入港し赤崎岸壁に接岸した由、ガク然となる。いつまでアメリカ言いなりに米原潜入出港情報を遮断したままにしておくのか。もうなし崩し的に情報不開示体制に持ち込み、自由な米原潜使用港に仕立て仕立て上げるつもりではないのか。有事体制のもとでは、核搭載が方針である米海軍の核政策のもとでは、核持ち込み体制を隠していることにつながる。ここに本質的問題があるのでは。

午前8時45分時点の佐世保港にいる艦船の配置状況
港中央付近  
赤崎岸壁  
立神港区 強襲揚陸艦エセックス、揚陸艦ジャーマンタウン、揚陸艦フォートマクヘンリー
海自立神桟橋 イージス艦こんごう(173)、イージス艦ちょうかい(176)、護衛艦さわかぜ(170)、護衛艦ゆうだち(103)、補給艦さがみ(421)、潜水艦(艦名不明)、あすか(5106)
倉島岸壁 護衛艦おおよど(231)、護衛艦せんだい(232)、護衛艦とね(234)、掃海艇ひめしま(665)、掃海艇おぎしま(666)、掃海艇なおしま(684)、掃海艇もろしま(667)、輸送艇1号(2001)、海洋観測船わかさ(5104)

平和大会日誌(第4日目)朝から雨。
 閉会総会。間違いなく大きな成功を収めるだろう。初めての参加者がどのように受け止めてくれるのだろう。おおいに確信を深めてもらいたい。自分自身も新たな課題も見えてきたようなきもする。そして一人でも多くの人たちが「平和の活動」に大きな意義を見いだしてもらいたい。平和とは誰もが安心して生活を送れる基盤をつくることだ。人間と自然に対し、とことん優しい環境を作りあげていくことだ。平和の危機には、必ず経済危機と民主主義の危機がともなう。
 果たして閉会総会はどうだったのか。まとめもよかった。海外代表者の感想も、国内代表者も深い感銘が率直に表明された。沖縄を返せの大合唱には、にじむ涙をこらえきれなかった。来年度開催地は東京と発表があった。いったいどんな情勢のもとで開かれるのだろう。着実な組織建設に本腰を入れたい。【山下千秋】