佐世保港監視・抗議行動速報44
佐世保原水協・佐世保市平和委員会

 11月16日(金)天気:曇り

06:50 弓張下から:港中央なし、立神港内にホテル船がいない。
前畑ゲート前:警備車が1台。機動隊1人たっている。台船4隻、いつもの配置。
07:00 前畑岸壁監視ポイントにつく。
倉島に護衛艦とね(234)
◆取材にきたマスコミ記者との会話。昨日自衛隊員との話で「基本計画の派遣期間が一年ということに、『えー。一年それは聞いていないよ。』と明らかにとまどいの声があった」とのこと。
07:20 米軍小型ボートが平瀬から、赤崎前を通り沖へ。このボートは7時35分くらいに沖から戻った。
07:58 米軍支援船FAS15が平瀬から沖へ。やがて前畑湾へ。
08:07 米軍支援船(番号書いてない。星条旗もあるし形状からも平瀬からきたことからも米軍関係であることは間違いない)が平瀬から沖へ。そのまま沖へ。(前畑には行かなかった)
米軍小型ボートが平瀬から立神へ。8時20分には同ボートは立神から平瀬に戻った。
08:07 イージス艦こんごうの朝礼が終わる。(約7分間)その直後、桟橋から積み荷作業をはじめる。桟橋のトラックは日通のようだ。荷台はJRコンテナのようなもの。(確認はできない)段ボールなどを次々に手渡しリレーで積み込んでいく。8時17分には終了した。
08:15 米軍支援船が平瀬からでてきた。行き先は見落とした。
同時刻、港中央に白い船が見える。
08:19 海自作業船(クレーン付き)が倉島から立神へ。1号桟橋につける。何の作業か不明。8時30分桟橋を離れて赤崎前から沖へ。
同時刻、白い船は米軍の海洋測量艦ボーデイッチだった。右後方に海保巡視艇がガードしている。海保巡視艇は「つばき」と書いてある。
08:30 赤崎手前で海保巡視艇が急に先行し、恐らく接岸するであろう赤崎岸壁前方で待機する。
そこにはどこからきたのかPILOT船も警備のため、待機していた。
08:35 倉島から民間支援船(香椎丸)がでてくる。まさか。
08:40 民間支援船「香椎丸」まっすぐ、ボーデイッチに直行。支援をはじめる。
ここでも民間協力に実態を目撃。
08:43 海自油支援船YO34が、倉島から出て立神のちょうかいのところへ。
08:45 オイルフェンスを張る作業を開始する。油補給。
09:00 監視終了。

午前9時00分時点の佐世保港にいる艦船の配置状況
港中央付近  
赤崎岸壁  
立神港区 掃海艦ガーディアン
海自立神桟橋 護衛艦さわぎり(157)、イージス艦こんごう(173)、護衛艦あさぎり(151)、護衛艦ゆうだち(103)、護衛艦さわかぜ(170)、イージス艦ちょうかい(176)、護衛艦あさかぜ(169)、補給艦さがみ(421)
倉島岸壁 護衛艦せんだい(232)、護衛艦とね(234)、護衛艦はるゆき(128)、護衛艦あさゆき(132)、護衛艦いそゆき(127)、掃海艇ひめしま(665)、掃海艇おぎしま(666)、掃海艇なおしま(684)、支援船2隻、輸送艇1号(2001)

抗議行動
基本計画閣議決定にともなうTV(KTN)の取材をうける。
12時15分、京町アーケードでの街頭宣伝行動。参戦阻止ビラN0.14を配布。通り過ぎても引き返して署名していく姿もある。ビラの受け取りはよい。通常の倍を用意したが全部予定時間前になくなった。参加者も多かったこともある。

感想
基本計画策定・閣議決定許してしまった。さらに戦争への道を一歩進ませてしまった。悔しい。ズルズルとどこまで押し込まれるのだろう。「いつかははね返せるさ。」そんな声もある。しかしその根拠はどこにある。懸命にはねかえす不断の努力があってその言葉は初めて使えるのではないのだろうか。
 民主主義は時間と途方もないエネルギーがいる。立ちふさがっている壁は「偏った情報(戦争する側からの)」「その情報の虜にされている、若しくは混迷させられている人々の意識」だ。しかし真実に接近した人々は必ず立ち上がる。一枚一枚のビラを丹念に手渡そう。ひとつひとつの呼びかけに心を込めよう。こんなことができずに悲惨な結末を迎えた時代もすぐ前にあったのだから。かけがえのない武器を手にしている今の条件を無駄にしてはいけない。【山下千秋】

日本参戦を阻止するキャンペーンNo.14
許せません 自衛隊派兵「基本計画」閣議決定
派遣すべきは軍艦ではなく憲法第9条を

 小泉政権は、今日自衛隊派兵「基本計画」を閣議決定します。本格的報復戦争参加をさらにすすめることになります。テロに対する国民の怒りが高まっているこの時を最大限利用して、この時に何が何でも自衛隊を実戦に参加させ、既成事実を作りあげたい、アメリカに顔を立てたいということのようです。

第一陣派遣の目的も全くのウソが明白に
 9日出航した自衛艦派遣第一陣の目的は今日閣議決定される「基本計画」を策定するための「調査・研究」とされていました。その先遣隊はまだインド洋に到着しておらず、シンガポールをでたばかりです。「調査・研究」などが基本計画に反映する時間的余地などまったくありません。早くもその目的が全くのウソであったことが明らかになりました。とにかく「日の丸」を早くアメリカに見せたいだけの先行派遣であったことは明白です。

イージス艦派遣もアメリカの言いなり
 次の自衛隊派兵には、イージス艦も含めようとしています。今の報復戦争の実態からみて、どうして高性能をもつイージス艦が必要でしょうか。アメリカが出せといっているからその期待にこたえたいというだけです。日本と国民の運命をアメリカ任せにする小泉政権は、国を滅ぼす道ではないでしょうか。