佐世保港監視・抗議行動速報4
佐世保原水協・佐世保市平和委員会

 10月7日(日)天気快晴のち曇り

06:55 前畑弾薬庫ゲート前、パトカーもいなかった。
07:00 監視ポイントにつく。艦船の配置状況は変化なし。
07:11 米軍小型ボートが庵崎方面から立神へ。再び沖合へ。
07:45 米軍小型ボートが沖合から帰ってくる。平瀬に入った。
07:50 立神桟橋付近から、「30秒前、15秒前、」昨日もあったがマイク音が聞こえてきた。
08:00 ラッパが鳴り、各艦上で朝礼がはじまった。それぞれの人数は多くはない。
08:33 米軍小型ボートが平瀬から立神へ。平瀬から米軍支援船が赤崎前を通過して沖合へ。
08:53 海保巡視艇261が平瀬から立神付近をまわっている。
08:55 米軍小型ボートが平瀬から沖合に。2人乗り組み。うち1人は女性兵士のようだった。
09:13 米海軍小型ボート二人のりが赤崎から平瀬へ。
09:21 平瀬から、民間船のような小型の船が沖合へでていった。(何だろう?)
09:22 米海軍小型ボート(FAS25)が沖合から平瀬へ。
09:31 米海軍小型ボートが平瀬から赤崎の方へ。同時刻、海保巡視艇CL261が赤崎から立神付近へ。(この頃、沖の米軍弾薬輸送艦フリントに支援船がついた。しかし影になり、どのような作業をやったかわからなかったと。ただし弾薬関係の作業ではなかったとのこと。貴重な情報提供をいただいた。感謝します。とても監視ポイントからは見えない。佐世保港の広さを実感。逆に米軍・海自にとってはどんなに使い勝手の良い港になっていることか。)
09:45 立神桟橋から「テスト、テスト」のマイク音。引き続き「きをつけい、なおれ」の号令が聞こえた。思わずこちらも一瞬姿勢を正した?。
09:46 米軍支援船FAS14が沖から平瀬の方へ帰ってきた。同時刻、ヘリコプターが沖合上空から、こちらにきてちょうど頭上付近でUターンして沖合へ。そして崎辺上空を南の方角へ飛んでいった。
10:12 イージス艦こんごうが排水をはじめた。ちゃんと浄水しているのだろうか。それにしても長時間流し続けるものだ。11時に監視を引き揚げるときもまだ流し続けていた。護衛艦さわかぜも。
10:33 民間船みたいな船、今度は視認できた。「ひるぎ7号」となっている。平瀬から出てきた。何の船だろう?。
11:00 本日の監視活動をうち切った。

午前11時時点の佐世保港にいる艦船の配置状況
港中央付近 弾薬輸送艦フリント
赤崎岸壁  
立神港区 揚陸艦ジュノー、ミサイル追尾艦インビンシブル
ドライドック 救難艦セーフガード
海自立神桟橋 護衛艦さわぎり157)、イージス艦こんごう173)、護衛艦くらま144)、補給艦はまな424)、補給艦さがみ421)、護衛艦ゆうだち103)、護衛艦あさぎり151)、護衛艦きりさめ104)、護衛艦さわかぜ170
倉島岸壁 護衛艦あさゆき132)、護衛艦おおよど231)、護衛艦せんだい232)、掃海艇おぎしま666)、掃海艇ひめしま665)、掃海艇なるしま657)、輸送艇1号2001潜水艦あきしま
感想 土曜日、日曜日ほとんど目立った動きはなかった。11日に通常訓練のために、艦船部隊第一陣が出港、第二陣が13日に出港予定とか。いったんインド洋むけての出動を覚悟した隊員たちである。どういう事情かもわからず、待機し続けでは、精神的にもたまったものではなかろう。小泉首相の政治的思惑に現場の隊員がまさにほんろうされている。自衛隊員を「ものか道具」にしか扱わない政治家に怒りを覚える。さらに小泉首相の「多少の犠牲はやむを得ない」(国会答弁)とは何ごとか。犠牲は誰か。現場の自衛隊員ではないか。自衛隊員の皆さん、「日本国民の安全を守るために入隊されたのではないのか。今押しつけられようとしていること(国際法にも反する米軍の報復戦争支援)があなた方の本意ではないはず」。むざむざと不当な命令に服従することがほんとうにあなたとわれわれ一般国民のためになるのだろうか。抵抗のしかたはよくわからない。少なくともこのまま流されることだけは良くないこと、それははっきり言える。真の勇気とは、今考えているところだ。【山下千秋】