1月16日、佐世保市で「佐世保問題現地連絡協議会」(県と佐世保市市、九州防衛局、海自佐世保地方総監部で構成)が開かれました。冒頭を除き非公開でオブザーバーとして水陸機動団も初めて参加。終了後の記者会見で九州防衛局が19年度予算に計上された佐世保基地関連の予算について概要説明をしたということです。
崎辺西地区の水陸機動団崎辺分屯地は今年3月末までに開設予定。昨年3月の団発足時に開設が間に合わなかったため、水陸両用強襲車を運用する戦闘上陸大隊などの隊員は相浦駐屯地に暫定配備されています。約160人の隊員(大隊本部と管理中隊に約40人、戦闘上陸中隊に約70人、水陸機動教育隊に約20人、後方支援大隊の小隊に約20人)が分屯地に移動するといいます。
予算では強襲車両部隊の拠点整備費(模擬操縦ができるシミュレーター施設の調査や工事)に4億1000万円、相浦駐屯地に建設する屋内水中訓練場の調査などに4000万円が計上されています。
一方で、水陸機動団の輸送・展開部隊の拠点となる崎辺東地区の整備関係費として約1.3億円が計上されました。
また水陸機動団演習の実施に約2億円、アイアンフィスト、タリスマン・セーバーなど米海兵隊等との実動訓練の実施に約62億円が計上されています。
(2019年1月18日)