3月7日、長崎三菱造船所で建造中だった新型護衛艦「あさひ」が完成し、防衛省へ引き渡されました。護衛艦として初めてガスタービンエンジン推進と電気推進を組み合わせたハイブリッド推進器を搭載し、燃費の向上により長期の警戒監視活動が可能になります。潜水艦の探知能力が向上され、潜水艦を探索する海自艦初の潜望鏡探知レーダーが今後装備されるといいます。
引渡書/受領書の交換は、三菱重工の防衛・宇宙セグメント長と防衛装備庁装備官(海上担当)の間で行われました。「軍艦マーチ」の演奏が流れる中、乗組員約220名が乗り込み、「蛍の光り」の演奏の中、出港しました。配備先は佐世保の第2護衛隊。建造費は初度費を含めて計759億円で、同型艦は三菱長崎造船所で建造中の「しらぬい」のみ。
(2018年3月8日)