ホームニュース一覧2017

LCACが夜間訓練を強行


夕闇の中、港口を通過するLCAC(11月7日撮影)リムピースHP

 11月7〜9日、米軍は西海市の中止要請を無視し、通告どおりLCACの夜間航行訓練を強行しました。運行は計6隻。7日はLCAC2隻が午後5時前、駐機場近くの寄船地区前の海上を相次いで通過し、佐世保港沖へ向かい、日没後の午後6時5分ごろまでに2機とも整備場に戻りました。

 8日も午後4時半前後に3隻が整備場を出て、日没後の午後5時40分~6時ごろに相次ぎ帰港しました。9日は1隻が午後5時10分ごろに整備場を出発し、日没後の午後6時15分過ぎに整備場に戻りました。
西海市が寄船地区に設置した騒音測定装置では最大83デシベルを観測定。

 11月8日、西海市の杉沢泰彦市長と平野直幸市議会議長は九州防衛局を訪れ、夜間訓練は「市民と海域の安全と安心を踏みにじる暴挙」と抗議し、訓練の中止を要請しました。また長崎県の危機管理担当者も、夜間訓練を「遺憾」とし、協定順守を求める中村法道知事名の要請書を同局に提出しています。

(2017年11月10日)