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ステルス戦闘機F35-Bのプラットフォーム

強襲揚陸艦ワスプが佐世保へ


佐世保に配備となる強襲揚陸艦ワスプ(米海軍HP)

 8月30日、米海軍は強襲揚陸艦ワスプがノーフォーク海軍基地から佐世保に向けて出航したと発表しました。かねてから今秋、ボノム・リシャールと交代すると報道されていました。

 ワスプは1989年に就役した艦で、11年に海兵隊のF-35Bのテストのために改修工事が行われています。F-35Bは強襲揚陸艦で運用する短距離離陸・垂直着陸戦闘機で今年1月に岩国海兵航空基地に10機が海外初配備され、さらに6機が追加配備されることになっています。

 今回の交代はF-35Bの全面運用のためであり、昨年の大規模改修で飛行甲板が張り替えられ、離発着ゾーンには耐熱性のコーティングが施されました。

 F-35Bはレーダーに捕らえ難いステルス性と、従来機ハリアーをはるかにしのぐ戦闘能力を備えています。ワスプがF-35Bを搭載することで水陸両用群自身の防御能力を高め、さらに「火力強化」される遠征打撃群は、その「殴り込み」能力を一挙に高めることになります。

(2017年8月31日)