12月6日、県九条の会は経済学者の浜矩子さんの講演会「経済政策は何のため誰のため?」〜平和の経済学を求めて〜を開きました。
安倍首相は「アベノミクスと外交安全保障政策とは表裏一体」「デフレから脱却し、GDPが増えれば、国防費を増やせる」と明言。浜さんは、経済学の立場からこれを「アホノミクス」と痛烈に批判しました。
経済学の使命はアンバランスの解消と弱者救済。安倍政権の政策は経済政策に値しない。そもそも経済活動は人間固有の営み。人間を不幸にすることはあってはならないと強調。
日本国憲法のめざす社会を実現するために私たちが持ち合わせなければならないのは、かすかな声に傾ける耳、人の痛みを受け止めて涙する目、弱者を救済し、違う正義もいだきあう、差し伸べる手であるべきと述べました。
(2015年12月7日)