6月13日、佐世保の四ヶ町アーケードで「陸上自衛隊と海上自衛隊の合同武装パレード」が行われました。自衛隊員630人が参加。半数の隊員は「小銃」を抱えて歩きました。恐ろしいです。相浦駐屯地の西部方面隊普通科連隊は、顔まで迷彩柄に塗りたくった格好で、周囲の見物人を威嚇しながら行進しました。子供が見て泣いていました。
新基地は米海兵隊の出撃・訓練・補給の拠点であり、陸自の常駐も視野にある。集団的自衛権の行使、世界規模の海外派兵の共同作戦のための日米共同の出撃拠点。戦争国家の法的基盤が戦争法案とすれば物的基盤が新基地といえる。
佐世保の武装パレードは、「普通科連隊をアピールしてあげよう」と佐世保市が始めたそうです。「私たち市民に兵器を見慣れさせることが目的」です。今回泣いた子供も、数年後には見慣れてしまって自衛隊に入るのでしょうか。
沿道には自衛隊関係者から「日の丸」の手持ち旗が配られ、わざわざノボリまで立てて激励している自衛隊の家族や、兵器マニア、日の丸を振りながら奇声を発する男性たちがズラッと並んで大混雑でした。見に来た人の中には「何度見ても見慣れないね」という人もいて、良心を感じました。
佐世保市平和委員会は「子供に銃を見せないで」などのプラカードを持って沿道に立ちました。隊員は前だけを見て行進しているので、プラカードを見ることもしません。横目でチラチラ見てくる数人の隊員と目が合いましたが、すぐ反らされました。
(2015年6月14日)