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「憲法さるく」…歩いて平和を再認識

県九条の会が稲佐街めぐり


オランダ人墓地を説明

 長崎県九条の会は5月4日、「第8弾・憲法さるく」を長崎市で行い、約50人の参加がありました。ロープウエイ乗り場がある淵神社入り口を出発点に、開国当時の趣のある国際墓地などの歴史文化財を回りました。

 出発前、県九条の会・井田洋子事務局長は「昨日は憲法記念日でしたけど、解釈改憲など、自分で憲法を思い通りにできると考えている政治家もいますが、今日は歩いて憲法や平和について改めて実感する日にしてほしいです」とあいさつしました。

 参加者は、桑姫神社、淵神社、稲佐悟真寺国際墓地などの稲佐街をめぐり、歴史情緒を肌で感じ、今ある平和の意味について考えていました。


淵神社前の壊れた鳥居

 初めて参加しましたが、知らないことばかりでびっくりの連続でした。参加人数の多さにも驚きました。淵神社では、被爆前後の周辺の様子が写真で見られ、朽ち果てた石柱は、鳥居の跡らしく、被爆遺構も目につきました。階段を上ったり下りたり、坂をゆっくりと歩くなど、長崎ならでは風情がありました。

 国際墓地では、オランダ人墓地などを直接見学できました。

 憲法にまつわる話ばかりと想像していたら、実際は、「さるく」が主で、歴史ゆかしい文化の香りを堪能しました。また、来年も参加したいと思い、こういった企画を続けられる世の中であってほしいと強く感じました。

(2014年5月7日)