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オスプレイにレッドカードを

 9・9沖縄県民集会に連帯する「オスプレイ配備反対」佐世保集会(佐世保原水協主催)が、9月9日午前11時から、佐世保市島瀬児童公園で開かれました。佐世保市など県北地域から、そして県都・長崎市やLCACの新基地がある西海市などから、約60人が参加しました。

【主催者あいさつ:佐世保原水協の山下千秋理事長】

 沖縄では今の時間に、オスプレイ配備に反対する10万人県民大会が開かれている。私たちは、この沖縄の大会に連帯して佐世保集会を開いた。オスプレイは、墜落事故を繰り返しており、米国防省の高官も同機の危険性を証言している ほどだ。そのオスプレイの危険な低空飛行訓練が全国各地でも行われることが明らかにされ、配備中止を求める声は全国に広がっている。『配備は安保条約による米軍の権利だ』と米軍の軍事戦略を優先させ、安全を求める国民の声を聞き入れない日本政府の態度に、『国民の命と安全をないがしろにする安保とは いったい何なのだ』と安保条約そのものに国民は問題の目を向け始めた。
 佐世保はオスプレイの空母ボノム・リシャールの母港基地であり、飛行訓練  どころか緊急発進なども行われないという保障はない。
 佐世保の安全、そして沖縄、岩国はじめ全国各地の住民の命と安全を守るために、佐世保市民こそ反対運動の先頭に立とう。オスプレイの空母ボノム・リシャールの佐世保配備撤回を要求しよう。

【東浜町の漁師・浜本さんの発言】。

 平和を守るのは安保条約ではなく、市民の力だと分かってきた。オスプレイ反対運動を全国に広げたい。東浜は漁村だが、海には漁師の権利がある。ところが、佐世保湾は米軍の軍艦のために制限水域があり、98%もとられている。
 その上、対岸の針尾では、基地を作るために海が埋め立てられて、膨大な面積の海がなくなった。針尾には新しい弾薬庫が作られるが、絶対許せない。
 反対運動を盛り上げたいが、漁民だけでは力が足りない。みなさんの力を借りたい。
 安保条約=アメリカいいなり条約は破棄するべきだ。安保で日本は守られているといわれるが、私はそうではないと思う。

 日本共産党長崎県委員長の山下さんと新日本婦人の会佐世保支部の前川さんが、連帯挨拶を述べ、最後に、集会決議を採択しました。

 集会のあと、参加者は、四ヶ町商店街アーケードをパレードしました。「オスプレイNO!」、「オスプレイにレッドカード!」、「ボノム・リシャーNO!」、「安保条約NO!」など唱和し、そのたびに「レッドカード」を、日・米の政府に突きつける意思表示として、高々と掲げました。

 なお、集会に先立って、「オスプレイ低空飛行計画の高度は日本の航空法では 禁止されている」「オスプレイは民間機なら安全基準に合わない欠陥機」などと 知らせるチラシを通行人へ配布しました。

(2012年9月9日)