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「長崎県の平和大会」を展望しよう

日本平和大会in佐世保 の成果と反省のうえに

 1月20日、日本平和大会in佐世保の第5回長崎県実行委員会が開かれ、総括と今後の方向性などについて確認しました。

【困難な中で成功させた大会の特徴】

 中央実行委員会の千坂純事務局長が、開催日程の変更をはじめ、NPTニューヨーク行動、原水爆禁止世界大会、うたごえ祭典、沖縄県知事選挙が連続して行われるという困難な中、佐世保平和大会は大きく成功したと報告し、地元の大奮闘に対して感謝とねぎらいの言葉が述べられました。そして今回の大会の大きな特徴として次の3点を挙げました。(1)沖縄のたたかいが生み出した展望と勇気を共有できた、(2)基地のない平和なアジア実現の展望を深めあった、(3)基地や安保による被害を多面的・総合的に学び、反対運動の大きなエネルギーを育て広げた。

 しかしその一方、各地で貴重な努力があったにもかかわらず参加者は前回(2004年)を下回りました。千坂さんは県知事選挙と平和大会への力の集中の両立の困難さ以外に、少なくない県で共同の取り組みとなっていないことを指摘。大会を諸団体にとっていっそう魅力的なものにし、各分野の運動が結集される大会にしていく努力が必要と述べました。

【運動の弱点を克服して長崎県の平和大会へ】

 県実行委員会の畑田三郎さんは、様々な困難はあったが、大会成功に大きな力を発揮したことを報告。事務局体制の確立、準備や取り組み状況をつぶさに紹介したニュース(16号発行)、「大会のしおり」等が力になったと指摘しました。また基地ガイド40名の養成を含めて要員140名が大会を支えました。
 しかし諸団体での学習活動が弱く、目標の参加組織には及びませんでした。畑田さんは「被爆地ながさき」「基地の街させぼ」を抱える長崎県で日常的な平和活動が求められていること、そして運動の継続・発展のためにも「長崎県の平和大会」開催を検討しようと呼びかけました。

【参加者からの意見】

(2011年1月21日)