竹松駐屯地で創立55周年記念行事

 9月30日、大村市の竹松駐屯地で部隊創立55周年記念行事が行なわれました。
 記念式典では来賓として自民党衆議院議員が「テロ特措法に反対するものは石油を使うな」と豪語し、民主党参議院議員は陸自のアフガン派兵を示唆するなど、専守防衛をないがしろに自衛隊の海外派兵を競うかのようでした。続いて、ホークミサイル部隊の観閲行進が行われ、誇らしげに「アメリカでの訓練から帰国した」と紹介していました(国内の演習場は狭くてミサイルを実射できないだけ)。

 その後、対空戦闘の訓練展示(模擬演習)が約30分にわたって繰り広げられました。敵機が大村方面に向かっているという情報の下、部隊を展開してホークミサイルで迎撃するというもの。なんと開始の合図は突撃ラッパという時代錯誤。

 最初に防護マスクを装着した偵察隊が部隊展開予定地が有毒剤に汚染されていないか検知をし、検知されたとして除染作業を行なう。いったい誰が予定地を想定して有毒剤を散布できるというのだろうか。その後、索敵を行い、安全性を確認後、陣地の構築へ。ミサイル発射機、レーダー機器、ホークミサイル(訓練用模擬弾)などが順次、車両によって運び込まれる。やがてミサイルが発射機に備え付けられ、ナレーターはレーダーや各機材の役割を説明。演習中はドラマ風におどろおどろしい音楽が響き渡る。敵機とホークミサイルの模型(まさに運動会の仮装物)が2つクレーンでつるされていた。

 捜索レーダーが回り出して平戸方面から接近する航空機を確認し、攻撃用レーダーが捉え、ホークミサイルの向きを標準にあわせるという想定。ミサイルから赤や黄色の煙が立ち上って「発射」。「小さな子ども連れの方は大きな音に注意してください」というアナウンスがあり、吊るされていた敵機とホークミサイルの模型がワーヤーを伝って衝突。とともに大音響。続いて佐世保方向から接近する敵機も同様にして「撃墜」。「大村上空の安全は確認された」というアナウンスに拍手がぱらぱらと起こる。そして終了の合図もラッパだった。荒唐無稽のドラマ仕立ての運動会。