大矢野原 日米合同演習に抗議する!
1月28日、翌日から始まる大矢野原演習場での日米共同演習に抗議する集会が演習場のある熊本県山都町畜協広場で開かれました。山都町地元住民の会・憲法連・平和憲法を活かす県民の会・自衛隊イラク派兵違憲訴訟熊本の会の4者が共催したもので、九州各地から約250名が参加しました。 大矢野原演習場での日米合同訓練は98年、03年に続いて3回目。今回の訓練の目的は「陸上自衛隊及び米海兵隊の部隊が、それぞれの指揮系統に従い、共同して作戦を実施する場合における連携要領を実行動により訓練し、相互運用性の向上を図る」もので沖縄の陸自第1混成群の隊員約270名と沖縄の米第3海兵師団戦闘攻撃大隊約100名が参加します。野外地での対ゲリラ戦訓練や簡易建物を使用した市街地戦闘訓練が予想され、迫撃砲や機関銃などの武器が使用されます。 抗議集会では熊本県平和委員会の坂本浩事務局長が情勢報告を行ないました。坂本さんは「米軍に組み入れられ、世界の戦場へ出動する自衛隊を、戦争展開の実践のために行なう訓練がこの共同演習。昨年、滋賀県や岡山県で行われた日米合同演習では逃げる仮想的がターバン姿であるなど、イラク戦争をモデルにしていた。霧島に完成した都市型戦闘訓練施設でもターバン姿が目撃された。再びイスラム圏へ自衛隊派兵が企てられている。いま神奈川・岩国・沖縄など住民と自治体が一体となった反対運動が『在日米軍再編』をくいとめている。逆に運動の弱いところが狙われる。平和で幸せな生活を守るために、おおいに反対の声を盛り上げよう」と呼びかけました。 つづいて各県の代表が連帯のあいさつを行ない、各地で進められている米軍再編や自衛隊の危険な動き、この間の運動の取り組みを報告しました。九州各地から集まった日本山妙法寺の代表も「明日から町内を回ります。世界平和のためみなさんとともに頑張りましょう」とあいさつしました。集会後、参加者は「日米合同演習反対」「米軍は帰りなさい」「憲法9条を守れ!」などと唱和しながら山都町中心地をデモ行進しました。 *参加者の感想
|
|