またも米軍の身勝手で基地拡張
立神岸壁後背地が追加提供

 7月27日に開かれた日米合同委員会で、米海軍佐世保基地の立神第2・第3岸壁の後背地の一部を米軍に追加提供することが合意されました。

 佐世保基地は、01年の9・11同時多発テロを契機に警備体制を強化し、その一環として、立神地区の岸壁後背地に保安柵を緊急設置しました。ところがその結果、荷揚げ作業などに支障をきたすことになりました。そのため、今度は第2・第3岸壁の保安柵を現在よりも陸地側に約1.2mだけ移設したいというのです。これによって保安柵は岸壁から約9mの位置となりますが、長さ353m,幅15cmのSSKの土地約53m2を追加提供する必要がでてきたのです。

 それにしても「自分たちの都合で保安柵を設け、それが自分たちの荷揚げ作業に不具合があるといって、もう少し土地を提供せよ」というのはあまりにも身勝手です。ししてその米軍には最大限の便宜を図るべく追随する日本政府の態度にも腹立たしいかぎりです。