佐世保から16隻目の戦時派遣
舞鶴からはまたもや三菱建造艦

 3月31日、海上自衛隊佐世保基地から「護衛艦ゆうだち」がインド洋へ戦時派遣されました。佐世保からの派遣は延べ16隻目、「ゆうだち」自身も2回目の派遣となります。戦時派遣に先立つ2月28日に長崎港に入港し、三菱造船所に接岸、わずか2週間後に出て行きました。派遣前の緊急修理だったようです。
 また呉基地からは「補給艦とわだ」が、前日の30日には舞鶴基地から「護衛艦しまかぜ」が派遣されました。「しまかぜ」は三菱長崎造船所で建造された艦船で、長崎港で建造された護衛艦の派遣も延べ16隻になりました。

 これまでに派遣された海上自衛隊員は延べ約9000人で、およそ5人に1人が戦時派遣を体験したことになります。「同時多発テロ」対策に対して全く効果のない戦時派遣。イラク復興支援を名目にした陸自派兵も多国軍隊の庇護がないとできない。多額の税金を注ぎ込んでイラクの人々に何ができたのか。費用は1日1億円とか。派兵せず、「浮いた費用」をイラクに回したほうがよっぽど喜ばれる。それでも派兵を続ける。すべてはアメリカの戦争に対して協力をすること、そして海外での「活動」の実績をつくること。こんな大むだ遣いはばっさりと削ろう!