「補給艦さがみ」が退役
海自最大艦「おうみ」配備へ


退役となった補給艦さがみ

 3月3日、海自佐世保基地に配備されていた「補給艦さがみ」(基準排水量5,000トン)が退役となり、船尾に掲げている自衛隊旗の返納式が行われました。

 補給艦は自衛艦隊とともに行動し、護衛艦の燃料、食糧、弾薬などを洋上で補給する能力を持つ大型艦船で、「さがみ」は1979年に就役。その後、海自は3隻の「とわだ型」補給艦(とわだ、ときわ、はまな:排水量8,100トン)を就役させ、90年に「はまな」が佐世保に配備となりました。この3隻は01年11月以降、テロ特措法によってインド洋へ繰り返し戦時派遣され、外国軍艦に燃料の補給をして報復戦争に大きく加担しました。この間、「さがみ」は国内での洋上補給を一手に担っていました。

 同じ3月3日、「さがみ」に替わって、海自最大艦の「ましゅう型補給艦」の2番艦「おうみ」がユニバーサル造船舞鶴事業所で海上自衛隊に引き渡されました。3月8日に佐世保基地に配備となります。


艦番号が消された補給艦さがみ