歴史的悪法の衆院採決強行に抗議!
憲法ふみにじる有事法案を参院で何としても廃案に!

 5月15日午後1時58分、衆議院本会議で有事関連3法案の採決が強行されました。有事を執拗にあおり、国民保護を装いながら、密室でとりまとめた与党・民主党「修正案」を十分な審議もさせないという、大政翼賛体制のもとでの強行です。しかもアメリカの起こす戦争に「予測事態」の段階から罰則付きで国民を参戦させる本質はなんら修正されていません。

 この日、午後6時半から「戦争法に反対する市民の会」の呼びかけで長崎駅前高架広場で抗議集会が開かれ、たくさんの市民が集まりました。市民の会の舟越耿一さんは「今回の有事法制は警察予備隊の成立、安保条約の成立につぐ憲法の重大なじゅうりんだ。しかしネバーギブアップです。これから本体の法律が出てくる。反対を続けていこう」と呼びかけました。有事法制反対長崎県連絡会の大塚孝裕さんは「委員会採択も大きく取り上げないマスコミの姿勢は大問題。本会議で9割近い議員が賛成したことは憲法を変えられる状況になっているということだ。法案の中身がわかれば市民は立ち上がる。5月25日は有事法制に対する最大の集会をおこなって反対の意志を示し、あらゆる手段をとって参議院での廃案をめざそう」と訴えました。

 政府は国民に内容を知られる前に成立させようと企んでいます。いまこそ総決起のときです。戦争をする国への暴走を止めるために奮闘しましょう。