5月15日にも有事関連3法案が衆議院本会議で強行されるかもしれないという緊迫した情勢のもと、「戦争法に反対する市民の会」の呼びかけで、11日に「止めよう!有事法制(戦争法)市民大集会」が長崎市公会堂前広場で開かれました。上部組織の違いを超えた団体や広範な市民の共同行動はこれで4回目となりました。
集会では今年長崎大学を卒業した武田学さんと長崎のうたごえ協議会のメンバーが平和の歌を演奏しました。
フリートークでは市民が次々にマイクを握りました。「すでにメディアの情報操作が行われている。有事法制の危険性を国民の中に広げよう」「有事法制が成立したらすぐにでも発動される危険な情勢にある。徴用に必要な個人の情報が政府の手で管理されつつある。なんとしても阻止しよう」「いい有事法制と悪い有事法制があるかのような報道がなされている。国民の過半数は憲法9条支持だ。まわりの人に呼びかけていこう」「中学で憲法9条を学び感動した。戦争で多くの犠牲を出したアジアの人たちは有事法制の成立した日本をどんな思いでみるだろうか。平和は与えられるものではくつくりだすもの。思いを行動に表そう」「教職員の中に戦争容認の声が増えてきている。教育基本法改悪・有事法制を通したら、戦争反対を言えないようにする教育がされてしまう」
また集会では、衆議院で採決が強行されるようなことがあれば、直ちに抗議集会を開くこと、引き続き宣伝や集会を行って廃案をめざしていくことが提起されました。