3月13日、長崎三菱造船所の向島南岸壁で最新鋭の護衛艦「111おおなみ」が竣工し、海上自衛隊への引き渡し式が行われました。前日に住友重機浦賀艦船工場で竣工した「110たかなみ」とともに横須賀基地に配備となります。建造費は650億円。
この「たかなみ」型は水上攻撃力が強化され、イージス艦並となっています。主砲はイージス艦「こんごう」型のものと同じ127ミリ砲を搭載。また対空ミサイルと対潜兵器を一つのシステムにまとめた垂直発射装置を装備しています。
現在、三菱造船所香焼工場では「113」の本体建造が行われ、今年5月に進水の予定です。さらに新型イージス艦(2007年3月に佐世保配備予定:建造費約1500億円)の受注をしています(2002年11月)。この構造不況下、軍需産業だけは聖域です。