No War On Iraq!!
ピース・フラッグかかげて
青年がピースウォーク&ライブ

 1月25日、イラク攻撃反対の意思を示そうと長崎大学の学生たちがピースウォークとライブというアクションをおこしました。
 午前11時、繁華街の鉄橋に「希望」をイメージして描いた畳4畳分のピースフラッグが掲げられました。集まった学生たち約20名はフラッグを掲げ、ジョン・レノンの『イマジン』などの音楽をながしながら1時間ほどかけて長崎駅までピースウォークを行いました。アーケードでは市民の注目を浴びる中、青年の熱い想いを込めたチラシを配りました。

 午後からは長崎駅前高架広場でギターやチェロ、アフリカの打楽器ジャンベを使ったピースライブを行いました。反戦・平和をテーマにしたオリジナル歌などの演奏に道行く市民も足を止めて聴き入っていました。

 今回の行動の中心となった桑迫賢太郎さんは次のように述べていました。
「これまで平和や環境の問題をずっと考えてきた。1月18日に世界中で『イラク攻撃反対』のアクションが取り組まれることを知り、それにあわせて長崎でも自分たちらしいことを何かできたらいいと考えた。仲間からは『オー、いいじゃん』と賛同してもらえた。規模は小さくでも行動することに意味があると思う。取り組む中で、自分たちの意思を自由に表明しようとしても、場所の使用許可など制約がある社会の現実を知った。」


(青年たちのつくったチラシ)

本当に願うなら、戦争は終わる。If you want it, war is over.
すべての暴力を超えて、戦争、恐怖、貧困のない、政治、経済、ライフスタイルへ。

戦争がなくなり、人間が地球と調和(Unity!!)するイメージを膨らませてください。
そのイメージ、思いはきっと全ての生命が輝ける世界をつくるアクションにつながっていきます。

□「石油を巡る戦争」を止めるために。
今回のアメリカによるイラク攻撃の背景にはイラクの「石油利権」があると言われています。
世界一の化石燃料消費を続けるアメリカ。
私たち日本人も含め現在の石油依存型のライフスタイルを改めることが
根本的に「石油を巡る戦争」を回避できる道ではないでしょうか。

□私たちのお金が戦争につぎ込まれないようにするために。
私たちの暮らしが年々厳しくなる一方、懸命に働いて得た私たちのお金が軍需産業、戦争につぎ込まれています。
武器を創るためではなく平和な社会を創るためのお金に。
「コミュニティの再生」や「地域経済の活性化」による自然や人と共生できる社会。
軍需産業や大規模公共事業などに頼らないもう一つの経済のカタチを探れないでしょうか。

□「対立」ではなく「対話」へ。
イラクへの攻撃が開始されれば再び劣化ウラン弾(10年前、湾岸戦争でも使用)が使われるだけでなく、
あたかも最新兵器の実験場と化した戦争が繰り広げられることになると言われています。
軍事施設だけに限らず、市民生活を支えるシステムへの空爆、
なにより子ども、女性、お年寄りといったイラクに暮らす普通の市民たちが犠牲になってしまいます。
そのような攻撃に正義などというものがあるでしょうか。
人を人とみなさない攻撃には、根深い差別主義があるのではないでしょうか。
憎しみは憎しみによっては決して無くなりません。
世界の人々が「反対、対立」を越えて互いを尊敬しあい、
「対話、共存、相互理解、思いやり」といった信頼関係を築くことで
地球上の全ての生命にとっての平和は実現できます。

Jammin' With Peace!! は一人ひとりの持つイメージや想いから始まるピースムーブメントです。
一人ひとりが願うことイメージすること、そしてそれを自分のカタチにしてみること。
平和(Peace)や希望(Hope)の力強いイメージは、言葉となり、歌となり、アートとなります。
そして、イメージはより現実的なアクションにつながっていきます。
南北格差、環境破壊などがもたらす地球社会の不安定が背景にある9.11のアメリカ同時多発テロ。
あの時崩れた世界貿易センタービルの瓦礫の中から、今、私たちは何をイメージする必要があるのでしょうか。
世界中の人々が、ナガサキからの平和のメッセージに耳を傾けています。
Ecology や organic life を基盤としたピースアクションを、
ここナガサキから世界へ、一緒に発信していきませんか。